ウィッグ修理の料金はいくら?修理の種類と平均相場を解説
ウィッグの寿命は毎日使用すれば約1.5~2年程度です。使い込んだウィッグは毛に弾力がなく、ボリュームも十分ではなくなります。また、一部毛が抜けたり、ネット部分がやぶれたりするため使い続けるのは難しくなるでしょう。
そのような時に検討したいのが、ウィッグの修理です。ウィッグ修理なら使いやすさはそのままで、新品を購入するより安く済む可能性があります。
本記事では、ウィッグ修理の種類や料金の平均相場を詳しくまとめました。「自分にフィットしている気がする」「毎日使っているから愛着がわく」など、長年使ったウィッグを修理して使い続けたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ウィッグ修理の種類
ウィッグの修理にはさまざまな種類があります。一般的なウィッグ修理の種類は以下の通りです。
- カット調節
- 増毛
- ベース修理
ここでは、ウィッグ修理の種類を詳しく解説します。どのような状態なら修理で対応ができるのか分かるので、ぜひチェックしてみてください。
カット調節
長くウィッグを使用していると気分転換に髪型を変えてみたいと思うこともあるでしょう。
そのような場合、長さの調節、スタイルの変更もウィッグ修理で可能です。
ロングヘアをショートにするのはもちろん、短い毛のウィッグを植毛してロングへ変更することもできます。
ただし、気分を変えたいだけなら、もともとあるウィッグをカット調節して使うより、新たに好みのヘアスタイルのウィッグを購入するのもおすすめです。
いくつかヘアスタイルの異なるウィッグを持っていれば、気分によりさまざまな髪型を楽しめるので、オシャレの幅を広げることができるでしょう。
増毛
ウィッグの修理でもっとも多いのが、経年劣化によりボリュームがなくなった毛の追加です。
とくに分け目やつむじ部分は、紫外線にさらされ、ダメージも受けるため、毛が抜けやすくなります。
また、毛髪にコシがなくなり、傷んでパサパサになった部分のみを取り除き、植毛して修理することも可能です。
基本的に増毛修理では、傷んだ毛を取り除き、新しい毛を植毛する方法で行います。
その際、カラー変更や白髪の追加も可能です。白髪の本数も指定できるので、地毛に馴染みやすい、年齢に合わせたウィッグに仕上げることもできるでしょう。
ベース修理
ベース部分のみの修理も可能です。たとえば、ネット部分の破れや補強修理、地毛の後退が進んだことによるサイズの変更など、ベース部分に問題が生じた際も修理で対応ができます。
ただし、ベース部分の修理は少々お高くなる点がデメリットです。修理代は数万円単位になるため、定期的に専用シャンプーで洗うなど、自分でできるメンテナンスを行いなるべく長持ちさせるようにしましょう。
ウィッグ修理の料金相場
ウィッグ修理の料金は、修理が必要な箇所の状態や修理の複雑さによって異なります。一般的な料金相場は以下のとおりです。
ウィッグ修理の種類 | 料金相場 |
---|---|
カット調達 | 4,000~10,000円 |
増毛 | 30,000~50,000円 |
ベース修理(小さな破れ・穴の補修) | 50,000円前後 |
増毛は植毛する本数により金額が異なります。ピンの交換や接着部分の修理程度なら数千円程度です。
また、修理業者によっては一律25,000~30,000円で修理を受付けているところもあります。
修理箇所が複数あると合計金額が高額になるケースもあります。その場合は、一律料金で修理してくれる業者もおすすめです。
オリジナルウィッグを販売するclassy wigは、購入から2年以内なら最大4回まで無料でウィッグ修理ができます。
ウィッグの寿命は毎日使って1.5年~2年程度です。classy wigなら、2年間無料で修理ができるので、お気に入りのウィッグを長持ちさせられます。
2年間の保証期間後にclassy wigで修理をする際の料金は以下のとおりです。
- クリーニング8,800円
- カット調達8,800円
- 増毛22,000円
- ベース修理22,000円
LINEやメール、ビデオ通話を使った相談や質問も受付けているため、修理にいくらかかるのか知りたい方は、気軽に問合せてみましょう。
ウィッグを長持ちさせるお手入れ方法
ウィッグを長持ちさせるには、定期的にシャンプーをして汗や皮脂などを落とす必要があります。
毎日使用するのなら、10日に1回くらいの頻度でシャンプーするのがおすすめです。お手入れ方法の手順は以下のとおりです。
①洗面器に水を張り、専用シャンプーを溶かす
②目の粗いブラシでとかしながら洗う
③内側のネット部分を洗う
④水を入れ替えて、溜めすすぎを行う
⑤コンディショナーを溶かし、ウィッグを浸す
⑥乾かす
ここでは、ウィッグを長持ちさせるお手入れ方法を詳しく解説します。
①洗面器にお湯を張り、専用シャンプーを溶かす
洗面器に35度位のお湯を張り、専用シャンプーを溶かします。
ウィッグのシャンプーには、必ず専用のシャンプー・トリートメントを使用しましょう。
一般的なシャンプーは洗浄力が強すぎることもあり、ウィッグの劣化を早めてしまう可能性があります。
ウィッグ用のシャンプーは、さまざまなメーカーが販売しているため、香りや特徴など好みのものを選びましょう。
また、お湯の温度にも注意が必要です。熱すぎるとウィッグが傷みやすく、低すぎると皮脂汚れが落ちにくくなります。
そのため、人肌程度の温度であることを確認してからシャンプーを始めましょう。
②目の粗いブラシでとかしながら洗う
ウィッグを洗う際は、目の粗いブラシでとかしながら洗います。とかす際は根元から毛先のほうへ、やさしく洗うのがポイントです。
一般的な洗髪のようにゴシゴシ洗うと摩擦が生じ、ウィッグが傷みやすくなるため注意しましょう。
また、シャンプーを始める前に、ウィッグを軽くブラッシングしておくと、絡みつきにくくなり、洗いやすくなります。
③内側のネット部分を洗う
ウィッグを洗う際は、ネット部分も丁寧に洗いましょう。ネット部分には汗やホコリ、皮脂、ファンデーションなどが付着しているため、しっかり押し洗いする必要があります。
ネット部分は長く愛用していると破れたり、穴が開いたり、ダメージを受けやすい部分です。
そのため、汚れがとれないからといって、ゴシゴシもみ洗いするのはやめるようにしましょう。
④水を入れ替えて、溜めすすぎを行う
シャンプーをすすぐ際は、洗面器の水を入れ替えながら、押し洗いするようにすすぎます。
シャンプーの成分がウィッグに残ると頭皮のかぶれや痒みの原因になるため、しっかりすすぐことが重要です。5~6回程度は洗面器の水を替えるようにしましょう。
⑤コンディショナーを溶かし、ウィッグを浸す
すすぎが終わったら、洗面器に新しい水をため、コンデショナーを溶かしてウィッグを浸します。
シャンプーだけでは、乾かす際に髪が絡まりやすくなるので、摩擦によるダメージを防ぐためにも、必ずコンデショナーはするようにしましょう。
⑥乾かす
シャンプーが終わったら、水気をしっかり切り、タオルドライをします。
その際、ゴシゴシ擦るとウィッグにダメージを与えてしまうため、包み込むようにして水気を取りましょう。
ウィッグは熱でもダメージを受けます。そのため、乾かす際は、自然乾燥かドライヤーの冷風を使用するようにしましょう。
人毛のウィッグの場合は、自然乾燥のあとでブローしてください。
ウィッグ修理でよくある質問
ウィッグの修理が初めてだと、わからない事や、不安なこともあるでしょう。ここでは、ウィッグ修理でよくある質問をまとめました。
ウィッグの修理を検討中の方は、ぜひチェックしてみてください。
ウィッグは何年くらい使えますか?
ウィッグは毎日使用するのなら1.5年~2年程度は使えます。普段のお手入れや定期的なプロのメンテナンスを行うことで、ウィッグの寿命は異なってきます。
ウイッグを長持ちさせるメンテナンス方法は?
ウィッグを長持ちさせたいのなら、定期的なシャンプーが大切です。
シャンプーは専用洗剤を利用すれば、自宅で簡単にできるため、ウィッグを清潔に長持ちさせたいのなら、ぜひ試してみましょう。
また、プロのメンテナンスやクリーニングなどの利用もおすすめです。
ウィッグを損傷させないために注意することは?
ウィッグを長く愛用したいのなら、損傷させないよう以下のことに注意しましょう。
- ドライヤーやヘアアイロンなどの高熱をあてすぎない
- 洗浄力の強すぎるシャンプーや石鹸などを使用しない
- ブラッシングや帽子をかぶることによる摩擦
地毛も同じですが、ドライヤーやヘアアイロンなどの高熱をあてすぎると、ウィッグの毛が痛みやすくなります。
また、洗浄力の強いシャンプーや石鹸を使用すると髪の毛も痛みますが、ベース部分も痛み安くなります。
髪とベース部分の両方の修理になると、料金が高額になるので注意が必要です。
ウィッグの毛髪はブラッシングや帽子による摩擦でも痛みが生じます。
ある程度は仕方ありませんが、ウィッグを長持ちさせたいのなら、日頃から丁寧に扱うよう心掛けましょう
ウィッグの修理にかかる日数はどのくらい?
ウィッグ修理にかかる日数は、修理の内容やメーカーによって異なります。
一般的には、1ヶ月くらいはかかるものと考えておきましょう。
また、オンラインで修理に出す際は、荷物として送り、返送してもらう時間もかかるため、修理に必要な日数プラス配送日数も入れて計算することをおすすめします。
ウィッグを修理に出す際に注意することは?
ウィッグ修理を依頼する際は、修理箇所と内容を明確に指定する必要があります。
なぜなら、本人の傷んでいると感じる部分と、プロが傷んでいると判断する部分には誤差が生じるケースがあるからです。
また、費用面に関しても、見積をきちんと出してもらいましょう。
とくに修理箇所が複数になる場合、費用が高額になる可能性があります。
後々、トラブルにならないためにも修理箇所と修理内容、費用は事前に確認しておくことが重要です。
まとめ
ウィッグは長年使い続けると、髪の毛が抜けたり、ネット部分が破れたり、さまざまな痛みが生じます。
もちろん買い直すこともできますが、長年愛用したウィッグは自分になじんでいるため、捨てるのも忍びないと感じるでしょう。
そういった場合におすすめなのがウィッグの修理です。ウィッグの修理なら増毛、カラーチェンジ、ネット破れなど、キレイに修復できます。
料金はさまざまですが、増毛やベース修理なら50,000円ほどを予算に立てておくとよいでしょう。
また、ウィッグはお手入れ方法によって、より長くキレイに保てます。
定期的なお手入れやプロのメンテナンス、修理などを利用して、愛着のあるウィッグを長く使い続けられるようにしましょう。