ウィッグは修理できる?おすすめ業者を紹介
長年愛用したウィッグは馴染んでいる分、使いやすく愛着もわくものです。しかし、毎日使用していると毛髪にボリュームがなくなったり、ネット部分が破れたり、ウィッグの傷みが目立ってきます。
そのような場合は、新品に買い替えるもの良いですが、修理に出して再利用する方法もおすすめです。修理なら自分にフィットする愛着あるウィッグを手放す必要がありません。
本記事では、ウィッグの修理ができるおすすめの業者を紹介します。ウィッグの買い替えか、修理かで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ウィッグの寿命は毎日使って1~2年程度
ウィッグは髪のように毎日着用できる便利なアイテムですが、消耗品なので寿命があります。
一般的に、ウィッグの寿命は毎日着用して約1〜2年程度です。使用頻度が高くなるほど、毛材の劣化や型崩れが早く傷みが目立つようになります。
具体的なウィッグの傷みには、以下のようなものがあります。
- 毛が抜け落ちる
- 髪色が退色する
- 毛質が変質し、パサつきやうねりが出る
- 全体のシルエットが崩れる
- ネットが破ける
とくに湿気の影響を受けやすいウィッグは、適切な保管をしないと余計なクセやカールが付きやすく、スタイリングも難しくなります。
高価なウィッグであっても、完璧な状態を永久に保つのは困難です。
ただし、プロの修理や適切なお手入れをすれば、ウィッグの寿命を延ばすことは可能です。
ウィッグ修理でできること
ウィッグの修理にはさまざまな種類があります。
- 増毛
- スタイルの変更
- ベース修理
ウィッグのほとんどの損傷が修理で回復します。ここでは、ウィッグ修理でできることを詳しくまとめました。自分のウィッグの修理を検討している方は、ぜひ確認してみてください。
増毛
長年、ウィッグを愛用していると毛が抜けてしまったり、毛髪そのものに弾力がなくなり、ボリューム不足になったりします。
そのような場合は、新しく毛を植毛し、ボリュームを出すのがおすすめです。全体的に増毛するのはもちろん、部分的に増やす依頼もできます。ここでは、増毛の種類と修理内容をまとめました。
部分増毛
生え際や分け目はもっとも毛が抜けやすい部位です。ウィッグも毛が抜けるとハゲが目立ってくるため、着用しても違和感が出るようになります。
そのため、部分ハゲをカバーするために増毛するのがおすすめです。増毛する際は1本ずつ植毛していくため、毛量の調節ができます。
また、植毛する本数が少ないため、全体の増毛よりは、比較的、修理代が安くなるメリットもあります。
全体増毛
全体増毛はウィッグにボリュームがなくなってきた場合や、髪質が劣化した場合におすすめの方法です。ウィッグはシャンプーや毎日のブラッシングで髪質が少しずつ低下していきます。
髪質が低下すると、毛がチリチリになったり、うねってスタイリングが決まらなくなったり、扱いにくくなっていくものです。そのため、劣化した毛を取り除き、全体に植毛することで修理を行います。
全体増毛はプロがバランスを見ながら調節してくれるため、スタイルやカラーリングの指定のみすればお任せできる点が魅力です。
白髪増毛
年齢を重ねていけば、白髪は増えていくのが自然です。カラーリングして隠す方法もありますが、自然な状態で馴染むウィッグがほしいのなら、白髪の増毛も検討してみましょう。
一気に白髪を増やすより、定期的に数十本から数百本ずつ増やしていくほうがより自然です。
どの修理業者も増毛する本数は相談に乗ってくれるため、自分の納得のいくスタイルを決めてから修理に出すとよいでしょう。
スタイルの変更
ウィッグの修理では、希望があればスタイルの変更も注文できます。
長い髪をショートにしたり、逆に短いウィッグをロングに変更したり、プロのカットで調節が可能です。
カラーチェンジもできるので、気分で色みを明るくしたり、暗めにしたり選択するとよいでしょう。
ベース修理
ウィッグのベース部分の修理も可能です。ウィッグを毎日使っていると、ネットが破れたり、クリップが劣化したり、日常使いに支障がでてきます。
クリップは簡単に付け替えられるため、修理が早く、1,000円前後と安価です。一方、ネット破れの補強修理は、程度により全体の植毛をやり直すケースもあるため、数万円はかかることになるでしょう。
ウィッグ修理は一律いくらと定額のところもありますが、修理内容により金額が変わる業者もあるため、見積りを出してもらってから検討するようにしましょう。
ウィッグを自分で修理できる?
ウィッグの修理はクリップなどの部品のみなら安価ですが、増毛やベース部分の交換、補強だと数万円単位の料金になります。
そのため、少しでも修理費用を抑えたい方もいるでしょう。実際のところ、ネットでかつら修理キットも販売されているため、素人でもウィッグ修理ができる場合があります。
ここでは、ウィッグのどのような状態の損傷や劣化なら、自分で修理できるのかをまとめました。
ネットに穴があいた場合
ネットに穴があいた場合は、自分で修理できる場合があります。準備するものは、裁縫道具とあて布です。
ウィッグの裏側から穴があいた部分にあて布をして、針と糸で縫っていきます。表側に響かないように、黒糸を使うとよいでしょう。
ただし、あまり大きな穴だとあて布では目立つため、プロに依頼してベース修理してもらうことをおすすめします。
サイズがゆるくなった場合
ウィッグを長く愛用していると、ネット部分がたるんでサイズがゆるくなることがあります。
サイズが合わなくなると、付けている際に違和感があるため、修理が必要です。軽くつまんで丁度いいサイズになる程度のゆるみなら、自分でも修理ができます。
用意するものはクリップと裁縫道具です。まずクリップでゆるくなった部分をつまみ、サイズを調節します。クリップでつまんだ部分を針と糸で縫い合わせれば、簡単にサイズの調整が可能です。
ボリュームがなくなった場合
ウィッグの毛髪のボリュームがなくなった場合は、プロに依頼して修理してもらう必要があります。
なぜなら、ボリュームアップさせるには、新たに増毛する必要があるため、さすがに素人では対応ができないからです。
また、毛髪がチリチリになるなど、質感が悪くなった場合もプロへの依頼がおすすめです。
毛がチリチリになった場合、ヘアアイロンやドライヤーでブローすることで、多少改善するケースもありますが、ウィッグの劣化自体は止められないため、修理か買い替えを念頭に置いておきましょう。
ウィッグ修理でおすすめの業者3選
ウィッグ修理は、お店により価格や修理できる内容などがさまざまです。そのため、どこを選べばよいのか悩んでいる方もいるでしょう。
そこで、ここではおすすめのウィッグ修理業者を3店舗紹介します。安心できる業者にウィッグの修理を依頼したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
classy wig|購入2年以内なら最大4回まで無料メンテナンス
画像:Classy wig
Classy wigは、自然な見た目と着け心地にこだわったウィッグを自宅にいながら作れるオーダーメイドウィッグ専門店です。
試着から購入まで完全オンラインでできるため、短時間で手軽にウィッグの製作ができます。
ウィッグの製作は一律228,000円です。ウィッグが合わないと感じた場合は、カット調節やスタイリングなど、購入1ヶ月間は何度でも無料で対応します。
また、定期的なメンテナンスやクリーニングが2年間で4回まで無料でサービスになる点も大きな魅力です。
2年目以降も低価格でメンテナンスやクリーニングを承っています。
メンテナンスの場合も電話やメール、LINEのみで簡単に手続きができるため、仕事や育児で忙しい方にも利用しやすいでしょう。
対応メーカー | 自社製品のみ |
修理期間 | 要問合せ |
料金 | クリーニング8,800円カット調達8,800円増毛22,000円ベース修理22,000円 |
NAYURAL|ウィッグ修理一律45,000円
NAYURALは全国に60店舗以上を展開するウィッグサロンです。地毛で製作するオリジナルウィッグから医療用ウィッグ、オーダーヘアピース、修理など、幅広く取り扱っています。
予約の電話は24時間受付ています。自宅近くのサロンを予約してから来店すれば、直接修理の依頼ができるため、細かく希望を伝えられる点が魅力です。
基本修理は一律45,000円ですが、ツヤ出しやコーティングのみなら15,000円になります。
増毛とピンの取り換え、ベースの破損など、全部あわせて一律45,000円で修理できるので、複数箇所の修理を検討している方におすすめです。
対応メーカー | 自社&他社ウィッグ対応 |
修理期間 | 要問合せ |
料金 | 一律45,000円ツヤ出し・コーティング15,000円 |
電話番号 | 0120-976012 |
かつら修理エコウィッグ|無料再修理サービスで安心して任せられる
かつら修理エコウィッグは、30年の実績を誇るリピート率90%のかつら修理専門店です。
豊富な知識と技術で、大手3社以外のメーカーでも問題なく修理対応ができます。
全体増毛はもちろん、ウィッグを分解して清掃し、新品同様にして返却するオーバーホールも可能です。
満足できない場合は、無料で再修理ができる「無料再修理サービス」が導入されているため、安心して任せられます。
全国どこでも送料無料な点も大きな魅力です。修理の申し込みは電話、メール、ファックスからできます。
対応メーカー | 全メーカー対応 |
修理期間 | 要問合せ |
料金 | 一律36,300円簡単修理(ピン交換・白髪を少しだけなど)11,000円 |
電話番号 | 03-5807-1633 |
住所 | 東京都台東区台東4-20-11 谷古宇ビル5F |
ウィッグ修理ならclassy wigがおすすめ 記事の総まとめ
画像:Classy wig
ウィッグは毎日使用すると1~2年程度で寿命がきます。使用方法にもよりますが髪にボリュームがなくなったり、ベースが破れたりするため、そのまま使い続けるのは難しくなるでしょう。
人によっては買い替え時期に感じるかもしれませんが、ウィッグは修理すれば再度使用できる場合があります。
修理では増毛やベース修理、スタイリングの変更などが可能です。
あまりに損傷が激しい場合は買い替えたほうが安い可能性もありますが、簡単な修理で済む程度なら、修理のほうがコスパは高いといえるでしょう。
オーダーメイドウィッグの専門店Classy wigなら、購入後2年間は4回まで修理が無料になります。
2年目以降も比較的リーズナブルな価格で修理を受付ているため、自分にピッタリのウィッグを長く愛用したい方は、オーダーメイドウィッグの専門店Classy wigを検討してみましょう。