自然なウィッグとは?簡単バレないお手入れ方法をチェック!
自然なウィッグは、どのようなものを指すのでしょうか?
「ボリュームを出したいが周囲にバレたらどうしようか不安」「ナチュラルに見える商品の選び方や品質キープの方法を知りたい」人もいるかもしれません。
今回は自然なウィッグの概要とバレる理由、選び方、簡単なお手入れポイントを解説します。
おすすめ商品も紹介しますので、違和感のないヘアアレンジで自信をつけたい方必見です!
目次
自然なウィッグとは
自然なウィッグとは、多くの場合つむじ部分に違和感がないものです。
髪の結び目が黒く透けておらずブツブツが目立たない、髪の立ち上がりが人と遜色なくフワっとしているなどの特徴があります。
ゴワゴワしたり髪質が太くなったりせず、指通り滑らかでサラサラした人毛に近い細さの ウィッグがナチュラルです。
自然なウィッグに見えない理由
なぜ周囲が、違和感を覚えるのでしょうか?
自然なウィッグに見えない理由は、下記などです。
- サイズが大きすぎたり小さすぎたりして、個々の頭に合わないから
- 毛量が多く頭部にボリュームが出て、顔とのバランスやシルエットが崩れるから
- 人工的なツヤやテカリに違和感を覚えるから
- ウィッグのもみあげが顔の輪郭から浮いたり、耳の上辺りからしか毛が生えていないように見えたりするから
- 風になびかないから
- 分け目がなかったり、不自然にはっきりしていたりするから
- 本来頭のてっぺにあるはずのつむじの位置が、ずれているから
自然なウィッグの選び方
自然なウィッグの選び方を3つ、紹介します。
つむじに違和感がないものを選ぶ
つむじが自然なウィッグを選んでください。
違和感が出ると、装着がバレるからです。
ふんわりと髪が立ち上がり、人のつむじと変わりない毛流れのものをおすすめします。
またヘアーの結び目が黒く透けていると自然なウィッグとはいえないため、目立ちづらいものが一押しです。
例えば従来品と比較し植毛方法の改良や頭頂部の人工皮膚が占める割合を拡大した、ワイド型 があります。
つむじや分け目の位置を変更でき、仕上がりが自然です。
ボブ以上の長さで自動的に出る分け目を模倣したI型や短髪・ウィッグのアレンジに挑戦したい人にぴったりなO型など、各自の目指すヘアスタイルに応じて選びましょう。
根元グラデーションになっているものを選択
自然なウィッグに見せるためには、根元グラデーション製品も欠かせません。
ナチュラルな陰影ができ、立体感が生まれるからです。
トップに黒い毛を混ぜると、毛先から根元まで 単色で生じる違和感を減らすことが見込めます。
ツヤと光沢が適切なものを選ぶ
ツヤと光沢が適切なものを選びましょう。
あまりにも輝きを放ちすぎると、まがいものではないかと不信感を持つからです。
人毛は細かい凹凸があり、光を直接反射しません。
一方で人工毛は表面が滑らかでダイレクトに跳ね返り、ツヤが出やすいです。
しかし人為的に凸凹を作ればウィッグが絡まり、扱いづらくなります。
ツヤと光沢が適度に出て、引っかかりを抑える 下記の工夫をした製品がおすすめです。
- 人毛との混ぜ合わせ
- 人工毛を染める
- 様々な色をミックス
- 複数の人工毛を混ぜる
自然なウィッグを目指せ!バレない付け方のポイント
自然なウィッグは、付け方にもコツがあります。
事前準備と装着時に分けて解説しますので、要注目です。
付ける前
付ける前に重要な点は、次の通りです。
- ウィッグを持って軽く振り、空気を入れクシでといて形を整える
- つむじの周辺の髪をコームで持ち上げ、ふっくらさせる
- ホットカーラーやアイロンは、付ける前に済ませる
- ツヤ不足には、オイルスプレーを吹きかける
- テカリすぎている場合は、マットタイプのワックスやパウダー系の制汗スプレーで落ち着かせる
装着時
ウィッグをかぶる前の、土台作りが大切です。
次の手順でネットを使い自毛をまとめ、凸凹を抑えます。
- ネットを軽く広げて伸ばしてからかぶり、首まで下ろす
- 太い方を前髪の生え際の少し後ろに合わせ、ヘアバンドのように上げる
- 自毛をほぐし平らになるようにまとめ、ネットで頭部全体を覆い隠す
- 余った部分をピンで止めるか、端を縛りネットを固定
- ヘアピンの先は髪の毛の内側や周囲のゴムの中に収め、外から出ないようにする
ウィッグ装着後はこめかみとつむじの位置を よく確認して、左右非対称にならないようにします。
髪の内側に指を入れ持ち上げると、ナチュラルなボリュームアップが見込めるでしょう。
ウィッグネットの使い方のコツとしてロングヘアの場合は自毛の髪を2つに分け、できるだけ下の方でゆるい三つ編みをすることです。
後頭部に巻き付けピンで固定し、ネット内へ収納します。
ウィッグネットの用意が困難な場合は、水泳帽 やストッキング・タイツを活用しましょう。
メリット | 注意点 | |
---|---|---|
水泳帽 | ・様々な色展開がある ・ウィッグのカラーに沿い、悪目立ち予防が可能 | ・頭部サイズにあった物を選ぶ ・毛量が多いロングヘアの場合は少し大きめにし、痛みによる不快な思いを軽減する |
ストッキング・タイツ | 手軽に入手しやすい | かぶるときに引っかかり、伝染しないようにする |
ストッキング・タイツの使い方は、次の通りです。
- 両足の付け根部分をハサミで切り、好みの長さに分割(太ももに当たる部分が使いやすい)
- ヘアバンドのように首にかけ、前髪を持ち上げるように髪をまとめる
自然なウィッグが台無し!絡まった時の対処法は?
自然なウィッグが完成しても、絡まると見栄え が良くありません。
絡まり具合に合わせ、対処法を解説します。
チリチリを直したい場合
チリチリが一部分の場合は、切るのも一つの手です。
ウィッグ全体を霧吹きで湿らせヘアアイロンで髪を少量ずつ取り、根元から毛先まで一気に 滑らせるとツヤが戻ります。
耐熱用かどうか適温を確認し、低めから始めましょう。
120度がチリチリを直し、ツヤやまとまりを出す といわれています。
80度はストレートになるまで時間を要し、モジャモジャが残る可能性が高めです。
160度は火傷が心配で、冷えたときとの温度差で 変な癖がつく恐れがあります。
失敗の危険性もあるため、低価格のウィッグや 長く使い買い換えようか迷っている製品に限定 した方が良いのです。
寝癖程度の場合
寝癖程度の場合は、次のステップで解消しましょう。
- 80~90度のお湯にウィッグをつけ、1分待つ
- 毛先から毛の中間、根元にかけてブラッシング
- 自然乾燥
ボサボサを直したい場合
ボサボサ対策として、トリートメントを全体に塗ったり柔軟剤で優しくもみ洗いをしたりすることからスタートしましょう。
それでも乱れた場合は髪を小分けにし、毛先から根元に向けてブラッシングします。
特にひどく絡まってしまったらクシの1本目や持ち手のとがった部分で、頑固な結び目を解いていくことが大切です。
トリートメント原液を絡み目にもみ込めば、緩みやすくなります。
どうしても治らない場合は透きバサミで切り、ゆっくり解いていきましょう。
表面に短い毛が出てかっこ悪くなったら、周辺にもハサミを入れると馴染みやすいです。
髪がまとまらず、膨らんでしまった場合
髪がまとまらず、膨らんでしまった場合は、下記の手順でお願いします。
- 手ぐしで全体をざっくりほぐす
- ヘアアイロンで熱を与え、軽く伸ばす
- 目の洗いブラシでとく
- 髪をブロッキングし、少量の束ごとに中の毛からほぐすイメージでアイロンを使いしっかり伸ばす
- 目の細かいブラシでも絡まりをなくす
- 3~5の繰り返し
- どうしてもダメなら、部分的にカット
- 最後にウィッグスプレーを塗り、サラサラにする
自然なウィッグを保つ方法
自然なウィッグの状態のキープには、普段のお手入れが大事です。
5ポイント、解説します。
使用前後の丁寧なブラッシング
ウィッグの使用前後は、丁寧なブラッシングが欠かせません。
絡みづらくなるからです。
ウィッグ用ブラシを使えば、静電気が発生しづらくなります。
また髪をとく前に専用のオイルスプレーを使うと潤滑油で、ブラッシングによるダメージを抑える効果が期待できるため一押しです。
1週間~10日に1回専用シャンプーで洗う
ウィッグを洗いすぎても痛んで劣化を早める恐れがありますが、水洗いできる商品で全く洗わないのは考え物です。
汚れがつき雑菌が繁殖し、臭いの元に繋がります。
最低1週間〜10日に1回のペースで、洗いましょう。
ただし内側は直接頭皮が触れる場所のため、固く絞ったタオルで使用後毎日拭き清潔感をキープしておいてください。
ウィッグの正しい洗い方は以下の通りです。
- 毛先から根元に向けてブラッシングし、汚れや絡みを取る
- 洗面器にシャンプーを1プッシュし、ぬるま湯か水を入れ溶かす
- ウィッグが絡まないように、約5~10分浸ける
- 摩擦を避け汚れが落ちるまで毛先、中間、根元の順にとかしながら優しく押し洗いを繰り返す
- キレイな水かぬるま湯ですすぐ
- 洗面器にコンディショナーを1プッシュ入れ、ぬるま湯か水で溶かす
- 1、2分漬け置きしすすぐ
- 乾いたタオルでウィッグをはさむ(人毛が入ったタイプにはヘアオイルを馴染ませる)
- 毛先から優しく髪をとく
- 専用スタンドにかけ、自然乾燥もしくは冷風ドライヤーを当てる(人毛100%の場合は、ドライヤーやコテでスタイリング)
- 仕上げにへアミストをかけ、ブラッシング
柔軟剤使用で仕上がりに差をつける
6でコンディショナーの代わりにシリコン入りの柔軟剤を使うと、サラサラな仕上がりにできるはずです。
衣類1着分の分量を入れ、1時間〜一晩浸け置きします。
軽く水ですすぎ、タオルドライしブラッシング、自然乾燥でOKです。
ウィッグの種類に合わせ乾燥
ウィッグの種類に合わせ、乾燥させてください。
人工毛や人毛との混合の場合は、タオルで拭いた後軽く振り水分を飛ばしましょう。
次に紹介する保管方法で、自然乾燥でOKです。
人毛のみのウィッグはタオルである程度水分を取った後、ドライヤーを使います。
自然乾燥でも構いません。
正しく保管
正しく保管しましょう。
雑に扱うと、毛の状態が悪くなったり型崩れしたりする可能性があるからです。
マネキンや、専用のウィッグスタンドの使用をおすすめします。
おすすめの自然なウィッグ
おすすめの自然なウィッグを紹介します。
自然な光沢!ロングヘアウィッグ
引用:ウィッグ ロング カール 姫カット ARZER フルウィッグ レディース ロリータ
素材は高級耐熱ファイバーで光を反射しないため、違和感のある光沢が軽減します。
頭皮に近い色のI型のつむじを演出したり、人毛のように長短のヘアーが施された自然なウィッグです。
根元グラデーションのセミロングウィッグ
引用:Amazon
全て手植えの人工頭皮I型のつむじは、どの角度から見ても自然な生え具合で周囲にウィッグがバレづらいです。
根元が黒で毛先に向かって茶色になるグラデーションで立体感があり、本物のようにサラサラした手触りでナチュラル見えします。
自然なウィッグでおしゃれを楽しもう!
自然なウィッグはつむじに違和感がなく適度なツヤと光沢感、根本グラデーションなどで人毛との違いがあまり感じられないとお伝えしました。
絡まないように装着時も工夫し、適切なお手入れでよりナチュラルに見えます。
自然なウィッグで、手軽におしゃれを楽しみませんか?