【薄毛】40代から悩まされる薄毛の原因は?対策と効果的な改善方法を紹介!
調査研究機関『ホットペッパービューティーアカデミー』によると、薄毛を気にしている女性は10人に1人という結果があります。
なかでも、「薄毛が気になりだす年代は40代が最も多い」という報告には、共感する方も多いでしょう。
なぜ、40代から薄毛に悩まされはじめるのでしょうか。
そこで今回は、40代から悩まされる薄毛の原因と対策、また効果的な改善方法についてくわしくご紹介します。
40代以降の女性が薄毛になる6つの原因
40代以降の女性が薄毛になる主な原因として、以下の6つがあげられます。
- 女性ホルモンの減少によるヘアサイクルの乱れ
女性の薄毛は、女性ホルモンの減少によるヘアサイクルの乱れが主な原因だといわれています。
ヒトのヘアサイクルは、1本の毛髪が成長する「成長期」、成長が止まる「退行期(2〜3週間)」、その後「休止期(数ヶ月)」に入り抜け落ちる、という周期をたどります。
「成長期」の期間が長ければ長いほど、髪の毛は太く長く、健康を保ちます。
エストロゲンは、この「成長期」から「退行期」へ移行する期間を抑制する働きがあることから、髪は長い間留まり、太く健康な髪を維持できるようになります。
しかし、更年期に差し掛かる40代は、女性ホルモンが一気に低下し、それに伴い髪に有益なエストロゲンも減少します。
そのため、「成長期」が短く、「休止期」が長くなるというヘアサイクルの乱れが生じ、薄毛に繋がると考えられています。
- 日々ストレスの蓄積
ストレスの蓄積は、自律神経やホルモンのバランスを乱すため、髪に悪影響を及ぼします。
自律神経が乱れると、頭皮の血管を収縮させ、血行不良を引き起こすため、髪に必要な栄養が行き届かなくなります。
こういったストレスからくる薄毛は、40代以降の女性に限ったことではなく、男女問わず若い年代でも発症することがあります。
- 紫外線によるダメージ
紫外線は、肌同様、頭皮や髪にもダメージを与えます。
紫外線を浴び続けた髪は、キューティクルがダメージを受け、髪内部の水分保持力が低下することで、枝毛・切れ毛を引き起こします。
次第に、髪は全体的にボリュームがなくなり、結果的に髪が薄く気になるようになります。
紫外線による頭皮への影響は、より深刻です。
紫外線は、髪の成長にかかわる「毛母細胞」にまで達します。新しく生えてくる髪の健康を阻害し、今ある髪の成長も妨げるといわれています。
また、日焼けによる皮脂の酸化も、かゆみを引き起こす原因の一つとされていますので、注意しましょう。
- 生活習慣の乱れ
食事や睡眠、飲酒といった生活習慣の乱れも薄毛になる原因の一つです。
〇食事
バランスの良い食事が摂れていないと、髪に必要な栄養が不足してしまいます。また、頭皮環境を悪化させる糖分や塩分、脂肪分の過剰摂取も薄毛の進行に繋がります。
〇睡眠不足
睡眠不足は、「成長ホルモン」の分泌を妨げます。
「成長ホルモン」は、髪の成長や頭皮の新陳代謝や修復を促す重要なホルモンです。睡眠不足によって、成長ホルモンが正常に分泌されなければ、髪の成長や健康が保たれず、薄毛に繋がります。
〇飲酒
過度なアルコール摂取は、髪の成長を妨げます。
それは、髪の成長に必要な栄養素とアルコール分解に必要な栄養素が同じであるためです。髪に必要な栄養が行き届かなくなれば、髪は栄養不足となり、薄毛の進行を早めることに繋がります。
- 間違ったヘアケア
頭皮を清潔に保とうと、1日に何度もシャンプーをしたり、強い力で洗ったりすると、逆に頭皮にダメージが加わり、頭皮が硬くなる恐れがあります。
頭皮を清潔に保つことは大切ですが、洗浄力の強いシャンプーの使用や洗いすぎによって、バリア機能を担う必要な皮脂までもを除去してしまう可能性があります。
シャンプーやコンディショナー後のすすぎ残しにも注意しなければなりません。
すすぎきれなかったシャンプー等は、毛穴を詰まらせ、頭皮環境を悪化させる原因に繋がります。
ドライヤーのかけ過ぎも髪や頭皮の乾燥を招きますので、注意しましょう。
- 過度なヘアカラーやパーマによるダメージ
ヘアカラーや白髪染め、パーマは、女性のおしゃれに重要で欠かせないものです。
しかし、頻度が多いと髪や頭皮にダメージが蓄積されてしまいます。
ヘアカラーやパーマに使用される液は、刺激が強く、頭皮を弱らせ、ヘアサイクルを乱す恐れがあります。
また、髪も傷みやすいため、切れ毛が多くなり、髪全体が薄く気になるようになるでしょう。
※詳細を知りたい方はこちら
・ペアAGAクリニック「女性の薄毛は改善する?原因と今日からできる7つの対策を紹介」参照
・AGAスキンクリニック「女性の薄毛の症状や原因、改善方法について」参照
日常生活で行える5つの薄毛対策
薄毛は早期ケアがもっとも大切です。
髪や頭皮の健康を保つためにも、普段の生活から、以下の4つを意識することから始めましょう。
- バランスの摂れた食生活
髪は、日々の食事から摂取する栄養から作られます。
特に、積極的に摂り入れていただきたい栄養素は、以下のとおりです。
栄養素 | 効果・役割 | 主な食材 |
---|---|---|
たんぱく質 | 髪の主成分ケラチンが豊富 | 肉、魚、卵、大豆類 |
亜鉛 | ケラチンを合成する役割 | レバー、牡蛎、煮干し、そら豆、ブロッコリー |
ミネラル類 | 牡蛎、いわし、ナッツ類 | |
ビタミン類 | ・血行の促進・抗酸化作用・ケラチンを合成をサポート・活性酸素の増加を抑制・頭皮のコラーゲンを生成 | レバー、人参、卵、ほうれん草、オリーブオイル、納豆、バナナ |
大豆イソフラボン | エストロゲンの働きを補う | 大豆、豆乳、納豆 |
参考元:大正製薬製品情報サイト 厚生労働省「働く女性の心とからだの応援サイト」
これらは、髪に良いとされる栄養素ですが、特定の栄養素だけ摂ればいいというわけではありません。
バランス良く摂取することで、より効果が高まるといわれています。
しかし、アレルギーなどでどうしても食事から摂取できないという方もいらっしゃるでしょう。
そのような方には、薄毛に効果的なサプリメントの併用もおすすめです。
〇おすすめのサプリメント
種類 | 期待できる効果 |
---|---|
イソフラボン | ・女性ホルモン(エストロゲン)を補う・ヘアサイクルの「成長期」を維持 |
亜鉛 | ・髪の主成分である「ケラチン」の合成をサポート・ヘアサイクルを正常に保つ |
ビオチン | ・髪の主成分である「ケラチン」の合成を促進・肌や髪の健康を保つ |
L‐リジン | ・髪の主成分である「ケラチン」の生成を促す・栄養が行き渡りやすい頭皮環境に導く |
サプリメントは、あくまでも普段の食事の補助的なものです。偏った摂取は控え、摂取量を守りましょう。
栄養はバランスよく摂取することが重要です。
また、頭皮環境を悪化させる糖分や塩分、脂肪分の過剰摂取には、くれぐれも注意しましょう。
- 睡眠の質を向上
髪の成長に不可欠な「成長ホルモン」を、より多く分泌させるには質のいい睡眠をとることが重要です。
成長ホルモンは入眠後3時間以内に分泌されます。その後、ゆっくり全身にめぐるため、最低でも5〜6時間の睡眠を確保するのが望ましいでしょう。
しかし、浅い眠りや何度も目が覚めるといった場合は、成長ホルモンが多く分泌されないといわれています。
成長ホルモンを正常に分泌させるためにも、睡眠の質はとても重要です。
スムーズに入眠でき、途中で覚醒することなく朝スッキリ目覚められるよう、寝る前のカフェインの摂取や寝ながらスマホは控えましょう。
- 紫外線対策
外出する際は、紫外線から髪や頭皮を守るために、日傘や帽子を使って対策しましょう。
髪の日焼け止めとしてスプレータイプも販売されています。
自分に合った紫外線グッズを上手に活用し、紫外線対策を徹底しましょう。
- ヘアケアの見直し
洗浄力の強すぎるシャンプーは、頭皮にダメージを与え、頭皮環境の悪化に繋がります。
頭皮に負担をかけないためにも、頭皮にやさしく、汚れをしっかり落とすアミノ酸系シャンプーで、丁寧に洗い上げましょう。
「どんなシャンプーがいいかわからない」という方には、頭皮環境を整えるために開発されたスカルプシャンプーがおすすめです。
必要な皮脂は残しつつ、保湿成分もしっかり入ったスカルプシャンプーは、頭皮を健康に保つために設計されています。
併せて、血行を促す頭皮マッサージを取り入れると、髪に栄養が豊富に運ばれ、より健康な髪が育ちやすくなります。
正しいヘアケアで髪の生えてくる土壌(頭皮)を整えましょう。
- ヘアカラーやパーマの回数を減らす
髪や頭皮に強い刺激を与えるヘアカラーやパーマは、頻繁におこなうと頭皮環境を悪化させます。
現状を維持するために、月に何度も施術する方もいらっしゃいますが、薄毛が気になる場合は、施術する間隔をいつもより1回見送るなど、なるべく回数を減らしましょう。
薄毛の悩みを効果的に改善する3つの方法
日常生活の見直しは薄毛改善の基本ですが、薄毛の悩みを効率よく改善するためには、以下の3つの方法を取り入れると、より効果が期待できます。
- 育毛剤の使用
薄毛をより早く改善させるためには、普段のケアに育毛剤を併用するのも効果的です。
育毛剤は、頭皮環境を整え育毛をサポートし、今ある髪の毛を維持することを主な目的としています。
頭皮環境を整えることによって、髪にハリとコシを与える効果が期待できるため、髪全体のボリュームが気になる方にはおすすめです。
育毛剤を選ぶ際は、必ず「女性用」を選びましょう。
女性と男性では、薄毛の原因が異なるため、配合されている成分に違いがあります。
自分の悩みに合った有効成分が配合されているかを基準に選ぶとよいでしょう。
- 専門のクリニックに相談
薄毛がひどい場合は、専門クリニックを受診しましょう。
女性の薄毛は、男性に比べてさまざまな要因がきっかけで発症します。
薄毛対策をおこなっていてもなかなか改善しない場合は、迷わず専門クリニックに相談しましょう。
専門クリニックでは、薄毛の原因を特定し、自分にあったアプローチ法を的確にアドバイス、処方をしてくれます。
専門クリニックでの治療は、自分でケアするよりも高い効果が期待できますので、薄毛を早期に改善したい方は、相談することをおすすめします。
- ウィッグの検討
さまざまな対策をおこなっていても、残念ながら、すぐには効果があらわれません。
急なお出かけや行事など、効果が現れる前に人前に出なければならないこともあるでしょう。
そんな時に役立つのが「部分ウィッグ」です。
最近のウィッグは、見た目に違和感のない商品が多く販売されているため、即効性のあるアイテムとして利用者が増加しています。
しかし、どんなウィッグを購入したらいいか悩む方も多いのではないでしょうか。
まず、部分ウィッグを選ぶポイントとして、以下の4つをおさえておきましょう。
・カバーしたい範囲より、少し広めに ・ウィッグから出る地毛の色と同じ色を ・つむじや分け目の地肌の見せ方がナチュラル ・ウィッグの髪の毛の素材がテカリ過ぎていない |
部分ウィッグは、地毛を活かすウィッグですので、髪質や色が地毛に近いものが自然に見せるポイントです。
せっかく購入するなら、より自然で、自分に合ったウィッグを選びたいという方におすすめなのが、オーダーメイドウィッグです。
当メディアが運営するオーダーメイドの部分ウィッグ専門店「classy wig」は、あなたに合った、あなただけのウィッグを提供させていただいております。
「classy wig」では、日々忙しい方や来店するのが苦手という方のために、自宅でオーダーメイドウィッグを注文できるシステムを採用しています。
相談から試着の手続き、カウンセリング、商品のお届けまですべてオンラインで完結。
毎日をともに過ごすウィッグをご検討の際は、ぜひ、ホームページよりお気軽にご相談ください。
まとめ
ここまで、40代から悩まされる薄毛の原因と対策、また効果的な改善方法についてご紹介しました。
薄毛を改善するには、早期ケアが最も重要です。しかし、薄毛を改善するまでには、根気と時間がかかります。
もっとも効果的な薄毛対策は、専門クリニックを受診することですが、受診するしないにかかわらず、まずは、今日からできる生活習慣の見直しから試してみましょう。
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