【50代・60代を変えるネオソバージュ】今と昔の違いとは?ふんわり感でおばさんぽさを解消!
細かいカールが根元から毛先にまでかかっているソバージュ。80年代、みんなが夢中になりましたが、今時にアレンジされたネオソバージュとよばれるスタイルが新たなブームとなって人気なのをご存じでしょうか。
ショートヘアでも楽しめる軽やかさが魅力となっているようです。
昔のソバージュとは違うふんわりした雰囲気は、やさしげな印象を作り出す上、ボリューム感が簡単に作れるので50代・60代の大人の髪の悩みも解消してくれます。
白髪や薄毛などを目立たせず、華やかな若さを引き出すネオソバージュについてご紹介いたします。
昔のソバージュとの違い
昔と今のソバージュの大きな違いは「ゆるさ」です。
バブル期に大人気だったソバージュは根元から毛先まで均一にかかった強目のパーマが特徴的。フランス語で「野性的な」という意味をもつ言葉のとおり、ボリュームのあるワイルドなロングヘアで、外国人風のヘアスタイルに憧れた女性たちが夢中になりました。
それに対してネオソバージュは、80年代の雰囲気を現代風にアレンジしたものです。ソバージュとは以下の違いがあり、雰囲気が大きく異なっています。
・全体的にふんわりした、少しゆるめのパーマ
・ランダムなカールでやわらかな印象
・重心は下目でトップのカールはゆるめ
・髪の毛の長さは関係なく、さまざまなヘアスタイルに
髪全体にパーマがかかっていることは変わりませんが、印象はやわらかく、スタイリングはナチュラルに仕上げることが多いスタイルです。
そして、ロングヘアのイメージが強かったソバージュと違い、ショートやボブにもなじみやすいのが魅力です。短めのスタイルはスタイリング方法により表情を変化させやすく、いろいろな見せ方を楽しむことができます。
さらにソバージュのメリットであるスタイリングのしやすさが引き継がれているのは、かなり嬉しいポイントです。
ネオソバージュのここが魅力
・簡単にイメチェンできる
・レトロなスタイルを今どきに楽しめる
・スタイリングによって雰囲気を変えられる
・お手入れがラクラク
ネオソバージュだと若く見える理由
せっかくイメチェンするなら若く見える髪型にしたいですよね。「おばさんっぽく見えないようにしたい」「白髪が目立つのはイヤ」そんな方に、どうして「ネオソバージュ」がおすすめなのか。ここでは、その理由を解説します。
分け目の白髪を目立たせない
分け目の白髪は、根元を立ち上がらせて少しふんわりさせると、目立ちづらくなります。
太さの違うロッドを使用してランダムなカールを重ねるネオソバージュは、根元からふんわり立ち上げることができます。固め過ぎないスタイリングによる自然な髪の動きもあり、伸びてきた白髪が目立ちにくくなります。
白髪の明るさをカムフラージュ
白髪がキラキラと目立ち、気になった経験はありませんか。
ダメージをうけた髪はキューティクルがはがれ、髪の中の潤いが逃げてしまいます。乾燥して傷ついた白髪は、失われているメラニンのすき間に空気が入り、キラキラする上にその髪がピンとはねることでとても目につきます。
この「キラキラ白髪」の問題は、ネオソバージュならランダムにウエーブが重なることにより色抜け部分が悪目立ちせず、うまくカムフラージュしてくれます。
カラーリングの回数が減らせるメリットも魅力的です。
ふんわり感で薄毛を感じさせない
気になるつむじや分け目の薄毛…ネオソバージュなら手間をかけずに簡単に隠すことができます。
ペタンとしてしまいがちな髪も、根元からゆるめのパーマでふんわりとおこしているため、ボリュームを感じさせます。
無造作なウェーブの重なりがあるため毛先に変化がでます。やわらかな動きによるエアリー感も、薄毛を感じさせない理由のひとつです。
ショートヘアにもなじむネオソバージュ
ベリーショート+ネオソバージュで、キュートに
(出典:LaurierPress この春の今っぽショート大放出♡【ar編集部からお贈りする 今週のオススメヘア4選】)
長さの問題により無理だと思われがちなベリーショートとネオソバージュの組み合わせ。髪が短いことにより毛先にランダムな動きがでて、とてもキュートな印象になります。
ふんわりしたボリュームはストレートのベリーショートよりもやわらかな雰囲気をかもしだします。
まわりと差がつく、ひと味違ったスタイルにチャレンジしてみてはいかがでしょう。
マニッシュショート+ネオソバージュで、柔らかさを演出
(出典:ホットペッパービューティー マッシュヘア × ショートパーマ 浅野美紀)
ショートの中でも短めのマニッシュショート。ネオソバージュと組み合わせると、ふわっとした動きのあるウェーブでやわらかな仕上がりになります。
髪の短さによりボリューム調整がしやすく、変化が楽しめます。
ショート+ネオソバージュで、癖っ毛風くるくるに
(出典:ホットペッパービューティー ネオソバージュってどんな髪型?特徴&レングス別カタログでチェック)
くるくるとした大きめのカールでつくったショートのネオソバージュは、まるで人形のような印象をあたえます。少しウェットなスタイリングをすることで、大人の女性の落ち着いた雰囲気がでるのも魅力です。
ショート+ネオソバージュで、外国人風無造作に
(出典:Instagram @norimasasawa)
ショートヘアにランダムなウェーブが加わることで、無造作なスタイルになります。
クシュっとさせるだけの自然なスタイリングで、おしゃれでこなれた感じに仕上がります。
ゆるいウェーブが、トーンダウンしたカラーリングの効果で外国人風の雰囲気をかもしだします。
顔回りレイヤーショート+ネオソバージュ
(出典:stylistdirectory石田ゆり子さん風くせ毛ボブ・神戸・三ノ宮・イメチェン)
ショートボブとネオソバージュの組み合わせも、顔周りにレイヤーが入っていると少し違った雰囲気になります。ネオソバージュの特性ともいえる柔らかいスタイルはもちろん、タイト気味にスタイリングすることでかっこよさを追求することもできるため、日々のスタイリングが楽しみになります。
抜け感ショート+ネオソバージュで、パッと華やかに
(出典:ホットペッパービューティー【ROPE.】大人艶カーリーハンサムショート)
前髪に少し長さを持たせたショートとネオソバージュを組み合わせると、ヌケ感たっぷりに、無造作なスタイルが楽しめるのもオシャレですよ。顔回りのランダムな髪の動きは華やかさをだし、若々しさを感じさせます。
ナチュラルショートボブ+ネオソバージュで、スタイリングが自由
ショートヘア+ネオソバージュの基本パターンといえるこのスタイルは、スタイリングが簡単で日常生活でも悪目立ちしない自然なネオソバージュです。
カールを丁寧におこしていくことでボリュームのある華やかなお出かけスタイルもできて、スタイリングによる変化は自由自在です。
前下がりボブ+ネオソバージュで、ふんわり感を
(出典:ホットペッパービューティー[Garland]☆大人かわいいウェーブレイヤー☆)
すっきりとスマートな印象の前下がりボブ。ネオソバージュを組み合わせると、ふんわりとした華やかなスタイルになります。さらに顔回りのゆるいカールによりフェイスラインの丸みをかくしてくれます。首回りがスッキリすることで首が長く見えることもあり、小顔効果が期待できるスタイルです。
外ハネボブ+ネオソバージュで、若々しさを
(出典:MINE 【ローライトカラー】がおしゃれの秘密!気になる入れ方・ハイライトカラーとの違いをお届け)
ボブの毛先を外にハネさせる外ハネボブは、ネオソバージュを加えると華やかさがさらにアップします。ストレートだと若い印象が強い外ハネボブですが、髪全体に動きをだすことで大人の女性にもピッタリのスタイルになります。
顎ラインのぱっつんボブ+ネオソバージュで、品のある落ち着きを
(出典:ホットペッパービューティー ネオソバージュってどんな髪型?特徴&レングス別カタログでチェック)
顎ラインで切りっぱなしのぱっつんボブとネオソバージュの組み合わせは落ち着いた品のある仕上がりです。
ボリュームがだしやすく、髪の動きに変化が大きいことで、白髪や薄毛など大人の女性の悩みをしっかりとサポートしてくれます。
自分で作るネオソバージュ
パーマをかけている人
すでにパーマをかけている人は、もとのパーマをはっきりさせることでネオソバージュのスタイルに近づきます。いつものスタイリングに以下のひと手間加えてみてください。
・髪全体を濡らした状態から、カールをつぶさないようにドライヤーで乾かす
・細めのカールアイロンでパーマの形をなぞり、カールをくっきりとさせるように巻く
パーマなし
パーマをかけていなくてもネオソバージュ風のスタイルにすることができます。すこし手間と時間はかかりますが、コツをつかめば繰り返すだけですので、ぜひ挑戦してみてください。
ネオソバージュのパーマをかける前に、まずはこの方法で似合うかどうか試してみてはいかがでしょう。
① ブローでいったん髪の流れを整え、まっすぐなストレートにしておく
② 頭頂部の毛をホットカーラーでふんわりと立たせるように巻く
③ 髪全体を細かくブロッキングし、一束だけを持つ
④ ストレートアイロンで根元の方を内巻きになるようにはさむ
⑤ カールがついた部分から下にずらし、次は外巻きになるようにはさむ
⑥ ④の内巻き → ⑤の外巻き を繰り返し、毛先までジグザクのクセをつける
⑦ ブロッキング済みのすべての束に対して同じクセをつけていく
顔まわりや前髪などの目につきやすい箇所はしっかりめに巻くと、よりネオソバージュ感がでます。
美容室でオーダーするときの注意点
ネオソバージュが昭和っぽくならないように、最大の特徴である軽い質感に仕上げることが大切です。
根元からしっかりパーマをかけるのはトップのみにすることがポイントですが、カットによるベースの毛量調整と、骨格に合わせたロッドの巻き方によってスタイルは大きく異なってきます。その違いはこの記事で紹介している写真を比較しても感じられるでしょう。ネオソバージュと言うだけでは美容室でのオーダーがむずかしく、注意が必要です。
希望するスタイルをわかりやすく伝えるためには、美容師さんにイメージしている写真を見せるのが一番確実です。
ぜひ事前に希望するスタイルの写真を準備しておいてください。
また、新たにパーマをかける場合、髪をカールさせる分もとの長さよりも短く仕上がることになります。カールの強さや髪の長さによって差はありますが、希望するスタイルが可能か計算しておくことも大切です。
地毛で対応できなくなったら、ウィッグもあり
ここまでネオソバージュについて説明してきました。50代・60代になると、年齢の関係で地毛をソバージュにすることが難しい場合もあるでしょう。
そんな方には、ウィッグを検討されてはいかがでしょう。オーダーメイドの「classy wig」であれば、最高のつけ心地でなりたかった自分になることができます。
価格も約20万円とオーダーメイドウィッグの中では、手軽でリーズナブルです。
試着とカウンセリングが無料で受けられるので、ネオソバージュが自分に合ったスタイルなのかをチェックすることができます。ネオソバージュで新しい自分になりたい方は、ぜひお試しください。
まとめ
昔のソバージュとは異なる、ショートヘアでもステキなネオソバージュをご紹介しました。
長さやカットの仕上げによっても様々な雰囲気を作ることができて、カラーやスタイリングによる変化も楽しめます。
大人の女性の悩みである薄毛や白髪なども自然に隠してくれるメリットもあり、もうおばさんぽさを心配することはないでしょう。
ふんわりとした髪の動きで若さをうまく引き出すことができる、自分なりのネオソバージュを見つけてください。