
50代から始める「生え際ケア」現役美容師がおすすめするセルフケアと自然なカバー術

「あれ? おでこ、広くなったかも……」
ふと鏡を見たとき、そんな変化に気づいたことはありませんか? 特に50代に入ると、生え際の後退や髪のボリュームダウンが目立ちはじめ、不安になる方も多いはずです。
この記事では、生え際が後退する原因から、自宅でできるケア、医療的アプローチ、そして自然に見せるスタイリング術までご紹介します。ご自身の状態に合わせた対策を見つけるヒントとして、ぜひお役立てください。

ライター美容師S
現役美容師ライター/髪質改善スタイリスト
髪質改善専門店にてスタイリストとして勤務しながら、美容師歴20年の知識と経験を活かし、ライターとしても活動中。
特に大人女性に多い「髪のボリューム不足」「うねり」「薄毛」といった悩みに寄り添い、ひとり一人に合ったケアやスタイル提案を行っている。
髪の表面的なケアにとどまらず、食生活や美容習慣など内面からのアプローチも取り入れたアドバイスが好評。リピート率は95%以上。
信頼される丁寧なカウンセリングと、年齢を重ねた髪に合わせた施術に定評がある。
お客様が鏡を見るたびに「今の自分の髪が1番好き」と思えることを目指し、今日も現場でサポートを続けている。
目次
生え際が後退する主な原因とは?
生え際の後退は、ひとつの原因で起こるわけではありません。複数の要因が重なり合って進行していきます。具体的な要因について解説します。
ホルモンバランスとAGA/FAGA
生え際が後退する主な原因には、ホルモンバランスの乱れが深く関係しています。特に、男性では男性型脱毛症(AGA)によるホルモンの影響や、女性では女性ホルモン(エストロゲンやプロゲステロン)の減少やバランスの崩れが原因となることが多いです。
男性に多いのがAGA(男性型脱毛症)、女性に多く見られるのがFAGA(女性男性型脱毛症)です。どちらもDHT(ジヒドロテストステロン)というホルモンが深く関係しています。
AGAの特徴
生え際や頭頂部から薄くなります。男性ホルモンの一種であるDHTが毛根に作用し、ヘアサイクルを乱すことで進行します。特に生え際や頭頂部に多く見られ、遺伝やホルモンバランスの影響を受けます。
FAGAの特徴
頭頂部や分け目を中心に髪全体が均一に薄くなる「びまん性脱毛」が特徴です。生え際が大きく後退することは少なく、男性型脱毛症(AGA)とは異なり、前頭部の生え際は比較的保たれる傾向がありますが、進行はゆるやかで、髪のボリュームが徐々に減少し、髪が細く柔らかくなります。それによって、以前よりも生え際が薄くなったと感じる方もいるでしょう。
これらは進行性のため、早期発見、できるだけ早い段階で対策するのがいいでしょう。
髪型や牽引による影響

長年ポニーテールやアップスタイルなど、同じ場所を引っ張る髪型を続けていると「牽引性脱毛症」を引き起こすことがあります。毛根への負担が積み重なり、生え際の毛が抜けやすくなる可能性が高まります。
ストレス・生活習慣・紫外線

睡眠不足、偏った食事、慢性的なストレスは、自律神経や血流に悪影響を与え、頭皮の栄養不足や炎症を招きます。さらに紫外線も頭皮の老化を早める大きな原因です。日常の小さな積み重ねが、生え際に現れてしまいます。
ストレス
ストレスは自律神経やホルモンバランスを乱し、頭皮の血行不良や成長ホルモン分泌の低下を引き起こすことで、生え際の後退の原因のひとつになるでしょう。
生活習慣の乱れ
生活習慣の乱れ(睡眠不足、不規則な生活、栄養バランスの悪い食事など)は、髪の成長に必要な栄養供給やホルモンバランスの維持を妨げ、生え際の後退を進行させることになるでしょう。
紫外線
紫外線も頭皮へのダメージや老化を促進し、髪の健康を損なう要因のひとつです。
生え際の後退に気づくサインとセルフチェック法

気づかぬうちに進行していることが多い生え際の後退。悩みが深くなる前に、早期発見と対策が重要です。
日々、セルフチェックするべきポイントをご紹介します。
おでこの広がりを観察
「鏡で見たときに、M字型の生え際がはっきりしてきた」「生え際と眉の距離が前より広くなった」等、これらは初期のサインです。鏡の前で、生え際を意識して観察してみましょう。
髪のコシ・ボリュームの変化
手ぐしのときの手応えが減ったり、ドライヤー後のボリューム感に変化を感じることがあれば、それは髪が細くなってきている兆しかもしれません。生え際の髪が「細い」「短い」「柔らかい」「コシがない」「産毛のよう」に感じたら、薄毛進行のサインと認識しましょう。
写真での比較
定期的に同じ角度・条件で生え際の写真を撮り、過去と比較して変化を確認します。写真だと鏡で見るよりも客観的に観察することができます。特に横顔や斜め上からのアングルは、生え際の変化が分かりやすいでしょう。昔の写真と今の自分を比べてみるのも有効です。
頭皮の硬さチェック
生え際周辺の頭皮が硬く動きにくい場合も進行のサインです。シャンプー時やドライヤー前に頭皮の硬さをチェックしてみるといいでしょう。
生え際後退を防ぐ日常ケアと習慣

日頃の習慣を見直すことで、生え際ケアはすぐに始められます。日常のちょっとした工夫が将来の髪に大きな差を生みますので、できることから実践していきましょう。具体的な方法を以下に紹介します。
正しいシャンプーのやり方
正しくシャンプーできている方は案外、少ないかもしれません。基本的には毎日行うシャンプーですが、正しくできていないと髪の健康を妨げ、生え際の後退を進行させてしまう可能性が高まります。正しいシャンプーのやり方のポイントを紹介します。
シャンプー前は2分の予洗い
シャンプー前は、十分にすすぎましょう。そうすることで頭皮や髪の汚れの約8割を落とせるといわれています。目安は約2分で、お湯の温度は38℃が理想です。熱すぎるお湯(40℃以上)は、皮脂を過剰に取り去り、髪や頭皮を乾燥させてしまいます。反対にぬるすぎるお湯(35℃以下)は、汚れ落ちにくい可能性があります。
シャンプー前の予洗いを十分に行うことで、泡立ちもよくなり、髪同士の摩擦を防ぐことができます。
指の腹で優しくマッサージ
シャンプーの目的は頭皮を洗うことです。しっかり泡立てた後は、頭皮をもみほぐすように洗いましょう。その際、指の腹を使って優しくマッサージするようにするといいでしょう。髪の汚れは、流す前に泡を手ぐしで優しく通すだけで汚れが落ちます。決して、髪同士をゴシゴシ摩擦させて洗わないようにしましょう。
適切な洗浄力のシャンプー
アミノ酸系のおだやかな洗浄成分で、なおかつ弱酸性で添加物が少なく、必要に応じて保湿や頭皮ケア成分が配合されているものを選びましょう。頭皮の健康を保ちながら、汚れや余分な皮脂をしっかり落とせます。
洗浄力が強すぎるシャンプーは避けましょう。必要な潤いまで洗い流してしまい、頭皮の乾燥など、トラブルにつながります。
十分なすすぎ
シャンプー剤を洗い残しなく、十分にすすぎましょう。すすぎ残しは、かゆみや炎症、皮脂詰まりの原因になり、頭皮トラブルにつながります。予洗い同様、2分以上のすすぎがおすすめです。
頭皮マッサージとブラッシング
健康的な髪を育てるために頭皮環境を整えることが大切です。そこで、頭皮マッサージとブラッシングが有効です。それぞれのやり方のコツを紹介します。
頭皮マッサージ
頭皮マッサージで頭皮の筋肉をほぐしましょう。生え際の後退が気になっている方の大半が頭皮が硬く凝っている状態ではないでしょうか。頭皮が凝っているということは、血流が悪く毛根に栄養や酸素が行き渡っていない状態です。健康的な髪を育てるには、頭皮のコリをほぐすことがとても重要です。
やり方は、耳上から頭頂部に向けて指の腹で軽く揉み上げるようにします。マッサージする部位を少しずつずらしながら、最終的には頭全体をほぐしましょう。血流がよくなると、ぽかぽかと温まる体感があるでしょう。
マッサージするタイミングは、シャンプー時かドライヤー前がいいでしょう。ドライヤー前であれば、マッサージの前に頭皮の保湿剤または育毛剤を付けて行うと浸透が良くなります。
ブラッシング
マッサージと同様、ブラッシングすることで頭皮の血流が良くなり、コリがほぐれやすくなります。
やり方は、毛流れに沿ってやさしくブラッシングします。ブラシが頭皮に対してしっかり当たっている状態を目指しましょう。頭の丸みに沿って、ブラシでマッサージするようなイメージです。
ブラッシングの際は、無理に髪を引っ張らないように注意しましょう。丁寧さが肝心です。
これによって、血流が促進され、毛根に栄養が届きやすくなります。
食生活・睡眠・ストレスの管理
食生活、睡眠、ストレスの見直しなど、日頃の生活習慣を意識することで、生え際の後退予防や進行の抑制が期待できます。
詳しく紹介します。
食生活
髪の主成分であるタンパク質(鶏むね肉、卵、納豆、牛乳など)を中心に、ミネラル(牡蠣、レバー)、ビタミンB群(ほうれん草、レバー)、大豆イソフラボン(豆腐、納豆、豆乳)をバランスよく摂取しましょう。
脂質・糖質の摂りすぎは頭皮の血行不良を招くため控えめにするのが理想です。
睡眠
十分な睡眠時間を確保し、質の高い睡眠をとることで成長ホルモンの分泌を促し、髪の成長をサポートします。最低でも6〜7時間は確保するのがいいでしょう。
また、寝る前のスマホやパソコン使用を控え、リラックスする習慣を取り入れると睡眠の質が向上します。
ストレスの管理
過度なストレスはホルモンバランスを乱し、頭皮の血行を悪化させるため、リラクゼーションや趣味の時間を設けて心身をリフレッシュしましょう。
適度な運動もストレス軽減と血流改善に有効です。
その他の生活習慣の見直し
喫煙や過度な飲酒は頭皮の血行を悪くし、髪の成長に必要な栄養素を消費してしまうため、できる限り控えましょう。
育毛剤・サプリ・市販ケア製品の選び方
育毛剤やサプリ、市販のケア製品には、様々なものがあります。「沢山あって、どれを使えばいいのかわからない」とお悩みの方も多いでしょう。そんなお悩みに応えて、生え際後退を予防する製品選びのコツをお伝えします。
育毛剤選びのポイント
生え際の後退が気になり始めると、真っ先に育毛剤の使用を検討する方が多いでしょう。
育毛剤を選ぶ際に、押さえておきたいポイントは以下の通りです。
成分
自分の頭皮や髪の悩みに合った成分を重視して選ぶことが、育毛剤選びのコツです。
以下の表では、よく使われる有効成分と主な効果をまとめています。
成分名 | 主な効果 |
センブリエキス | 血行促進、発毛促進 |
ニコチン酸アミド | 血管拡張、代謝促進 |
グリチルリチン酸ジカリウム | 抗炎症・抗アレルギー作用 |
トコフェロール酢酸エステル | 血行促進・抗酸化作用 |
D-パントテニルアルコール | 保湿・角化細胞増殖促進 |
アラントイン | 抗炎症・細胞増殖促進 |
塩酸ジフェンヒドラミン | 抗炎症・アレルギー緩和・毛包細胞増殖 |
自分の悩みに合った成分が配合されているか確認しましょう。例えば、抜け毛が気になるなら抗炎症・皮脂抑制成分、髪のハリ・コシが欲しいなら血行促進成分が配合されているかどうかをチェックします。
また、スプレーやローションなど、使いやすい形状を選ぶと継続しやすくなります。
サプリメントの活用法
サプリメントは髪の成長に必要な栄養素を補うための補助的アイテムであり、直接的な発毛・育毛効果はありませんが、不足しがちな栄養を補うことで薄毛予防に役立ちます。
以下の表では、薄毛予防に役立つ代表的な栄養素をまとめています。
成分 | 主な役割 |
亜鉛 | ケラチン合成をサポートし、髪の成長に重要 |
ビタミンB群 | 髪の成長促進や頭皮環境の改善 |
ビオチン | ケラチン生成を促進し、髪の健康維持 |
L-リジン | ケラチン生成を促す必須アミノ酸 |
ノコギリヤシ | AGA原因ホルモン(DHT)を抑制 |
ケラチン | 髪の主成分でハリ・コシを与える |
ビタミンC・E・A | 頭皮環境やコラーゲン生成をサポート |
イソフラボン | AGAの原因酵素を抑制 |
サプリメントだけで薄毛が改善するわけではないため、食事や生活習慣も見直すことが大切です。不足しがちな栄養素を補う目的でサプリメントを活用し、バランスの良い食生活と組み合わせることが薄毛対策の基本です。
市販ケア製品の併用
市販で手軽に購入できる薄毛対策製品には、発毛剤(医薬品)や育毛剤(医薬部外品)、頭皮ケア商品などがあります。
以下にそれぞれの特徴をまとめました。
発毛剤(医薬品)
代表的なものでミノキシジル配合製品がありますが、毛包に直接作用し発毛を促します。発毛剤は医薬品のため、用法・用量を守り、対象者(男性・女性)を必ず確認しましょう。発毛効果が科学的に認められているので、効果を求める方に適しています。
育毛剤
頭皮環境を整え、髪の成長をサポートします。有効成分として、センブリエキス、グリチルリチン酸2K、アデノシンなど、血行促進や頭皮環境改善成分が配合されているものを選ぶといいでしょう。
スプレーやローションなど、使い勝手のよい形状を選ぶと継続しやすくなります。女性専用の育毛剤や低刺激タイプも市販されているので、ご自身に合ったものを使用しましょう。
頭皮ケア用シャンプー・トリートメント
頭皮環境を整えることが薄毛予防の基本です。薬用やアミノ酸系のシャンプーは頭皮の皮脂バランスを保ち、フケやかゆみを防ぎます。
頭皮マッサージグッズ
頭皮の血行を促進するマッサージブラシや電動式マッサージャーは、毛根への栄養供給をサポートします。発毛剤や育毛剤を付けてから、使用すると効果が高まるでしょう。入浴時や洗髪後に使用することで、リラクゼーション効果も期待できます。
発毛剤・育毛剤以外にも、市販で手に入る薄毛対策製品は多数あります。これらを上手に組み合わせて、生活習慣の見直しや頭皮環境の改善を継続することが、薄毛対策の基本となります。
生え際後退の医療的アプローチ
生え際の後退(特にAGA=男性型脱毛症)は、進行性で自然回復が難しいため、医療機関での専門的な治療が有効です。主な医療的アプローチは以下の通りです。
薬物療法
内服薬
フィナステリド(プロペシア)・デュタステリド(ザガーロ)
これらはDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑え、抜け毛の進行を防ぎます。特に生え際を含むAGAの進行抑制に有効です。
服用のポイント
効果が現れるまで半年〜1年程度かかる場合が多く、継続的な服用が必要です。副作用(性機能障害など)が報告されているため、医師の指導下で使用します。
外用薬
ミノキシジル外用薬の血管拡張作用により頭皮の血流を改善し、発毛を促進します。生え際にも効果が期待できますが、個人差があります。
外科的治療
自毛植毛
側頭部や後頭部の健康な毛根を生え際に移植する方法。進行度が高い場合や薬物療法で十分な効果が得られない場合に選択されます。
PRP療法
自分の血液から抽出した血小板を頭皮に注入し、成長因子で毛根を活性化。副作用が少なく、他の治療と併用しやすいですが、効果には個人差があり、複数回の施術が必要です。
生え際後退の医療的アプローチは、内服薬(フィナステリド・デュタステリド)や外用薬(ミノキシジル)を中心とし、進行度や効果に応じて自毛植毛やPRP療法などの外科的治療も選択肢となります。早期の受診と医師の指導のもと、適切な治療を継続することが重要です。
生え際を自然にカバーするスタイリングとメイク術
スタイリングやメイク術で、生え際の後退や薄毛を自然にカバーできます。ここでは具体的な方法を解説します。
今すぐ生え際を目立たせたくない方は参考にしてください。
生え際を自然にカバーするヘアスタイル
ヘアスタイルでは「トップや前髪のボリュームアップ」「分け目の工夫」「産毛カット」などで、生え際を自然に目立たなくさせることができます。
トップや前髪をふんわりさせる
マジックカーラーやドライヤーでトップの根元を立ち上げ、ひし形シルエットを意識すると、生え際や薄毛部分が目立ちにくくなります。
ジグザグ分け目や分け目チェンジ
分け目をジグザグにしたり、いつもと逆側に変えることで、地肌の透けや生え際の後退をカモフラージュできます。
産毛カットやシャドーカット
生え際やこめかみにあえて産毛を作る「シャドーカット」で、顔まわりに自然な影や立体感を出し、後退した生え際をカバーすることできます。
前髪あり・短め前髪
眉上の短い前髪や、顔周りに髪を沿わせるショートボブ、ふんわりボリュームのあるロングボブなども薄毛や生え際のカバーに効果的です。
生え際を自然にカバーするメイク術
髪の生え際やおでこに、髪色に近いマット系パウダーやヘアシャドウ、ヘアティントなどを使い、影を入れることで生え際を自然に見せ、小顔効果も期待できます。
生え際メイクのポイント
髪の毛の間や額の角に色をなじませ、丸いおでこに整えると柔らかい印象をつくれます。頭皮や薄毛部分にポンポンと軽く色をのせ、指でぼかすとより自然な仕上がりに。ヘアティントやヘアファンデーションは汗や水に強いものも多く、白髪カバーにも使えます。
おすすめアイテム
ヘアシャドウ、ヘアティント、ヘアファンデーション、シェーディングパウダーなど
生え際を自然にカバーするウィッグやトップピース
生え際の薄毛を自然にカバーしたい場合は、部分的に使えるトップピースや前髪ウィッグが便利です。
以下では、特徴と選び方について解説します。
トップカバーウィッグ・トップピース
主に頭頂部や生え際の薄毛を部分的にカバーするウィッグ。地毛を活かしながら自然にボリュームアップできるため、全頭ウィッグより軽くて扱いやすいです。クリップで地毛に固定するタイプが多く、装着も簡単です。ウィッグ初心者さんにおすすめ。
生え際の薄毛には前髪用の部分ウィッグもおすすめ
前髪部分の薄毛を気にする場合は、前髪ウィッグを使うと自然にカバーできます。また、つむじ全体を覆うトップカバーウィッグも自然な印象を作れるのでおすすめです。
素材の違い
人毛100%のものは自然な質感で見た目が良く、耐熱性もありスタイリングがしやすいですが価格は高め。人工毛や人毛ミックスは価格が抑えられ、手入れも比較的簡単です。
サイズやスタイルの選択
薄毛の範囲やカバーしたい部位に合わせて、ショートスタイルやロングスタイル、ワイドタイプなど様々な形状があります。初心者さんは扱いやすいショートスタイルがおすすめです。
人毛や人毛ミックスの高品質な製品を選び、正しい着用方法で地毛となじませることで、自然な仕上がりが期待できます。購入時は薄毛の範囲や使用感を考慮し、自分に合ったタイプを選ぶことが重要です。
まとめ

生え際の後退は、原因を理解し、早めにケアを始めることで改善が期待できます。選択肢は多岐にわたり、生活習慣の見直しから育毛剤、医療、スタイリングまで幅広く存在します。
自分の状態に合った方法を見つけ、焦らずじっくり継続することが何よりも大切です。毎日の積み重ねが、将来の髪と自信につながるでしょう。っかりとカウンセリングさせていただきます。

監修者
眞子 桂子(まなご けいこ)
美容ケアの専門家/医療美容師/セラピスト芸人【千と桂】katsuraco
東松山市應援團(親善大使)
薄毛・脱毛症などの見た目の悩みを抱える方々に寄り添い、独自の美容療法を展開。髪や肌、心のケアを重視し、似合わせウィッグの提供や頭皮ケア、健康相談を行う。また、自身の経験を基に東洋医学や心理学を学び、2015年に髪と肌、心の相談室「KAMI結」を設立。2017年には外見の悩みを抱える方々のためのプライベートサロンを開業し、訪問美容やアピアランスケアにも力を注いでいる。
さらに、「美容で生きる力を届ける」をテーマに講演活動を行い、映画『あなたへつなぐものがたり』を製作。2022年には完成披露上映会を開催するなど、多方面で活躍中。
役職
- 一般社団法人 医介連携いきがい協会 代表理事
- KAMI結 代表
- NPO法人 福祉ケアサポート理美容協会 理事
- あなたへつなぐプロジェクト 実行委員長