薄毛が気になる女性にボブはおすすめ|薄毛をカバーするスタイリングや対策まとめ
薄毛の悩みを抱えている女性は少なくありません。薄毛に関する悩みはカモフラージュが難しく、試行錯誤される方もいるでしょう。
薄毛でお悩みの方のヘアスタイルは、ボブがおすすめです。ボブなら、毛量が減ったり細くなったりしても、素敵なヘアスタイルを楽しめます。
一方、ボブが気になるものの「薄毛が目立たないか不安」「どんなボブにしようか迷う」と一歩踏み出せずにいるという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、薄毛を素敵にカバーできるボブの髪型をご紹介します。薄毛を目立たせないポイントも併せて解説しますので、ボブにするか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
女性が薄毛になる主な原因4つ
ボブの髪型をご紹介する前に、薄毛の4つの原因について解説します。
薄毛と聞くと男性のイメージが強いかもしれませんが、薄毛に悩む女性も多くいらっしゃいます。
なぜ薄毛になってしまうのか、原因をひとつずつ見ていきましょう。
参考:フィットクリニック
参考:BELTA
①加齢に伴うホルモンバランスの変化
女性が薄毛になる原因として大きいのは、加齢に伴うホルモンバランス変化です。
更年期に当たる45歳〜55歳くらいになると、エストロゲンと呼ばれる女性ホルモンの1つが、徐々に減少していきます。
エストロゲンは、妊娠や出産の準備に必要なだけでなく、肌の調子を整えたり健康的な髪の毛を作るなど、女性にうれしい効果があります。しかし、エストロゲンが減少すると髪の毛が細く、さらには髪の成長が遅くなることで、薄毛を引き起こしてしまうのです。
エストロゲンは加齢のほかに、妊娠や出産でも減少しやすいと言われています。
②生活習慣の乱れ
不健康な食事や睡眠不足も、薄毛の原因になります。
ファストフードやカップ麺などといった、高脂質・高カロリーな食事を繰り返していると、皮脂分泌が盛んになり、頭皮がベタつくようになります。皮脂により毛穴詰まりを起こすと、髪の成長が妨げられ、抜け毛や炎症といった頭皮トラブルを起こしやすくなるのです。
また、睡眠不足だと、髪や肌の成長に欠かせない成長ホルモンの分泌を妨げてしまいます。
睡眠時間が短い場合だけでなく、疲れが取れないまま朝を迎えるといった質の悪い睡眠も、髪に悪影響を与えてしまいます。
③ヘアケアが合っていない
薄毛になるのは、間違ったヘアケアによっても引き起こされます。
市販の洗浄力が高いシャンプーを毎日使っていると、頭皮に必要な皮脂までも落としてしまい、フケやかゆみなどの頭皮トラブルの原因になります。
荒れた頭皮では健康的な髪が育たないため、細く抜けやすい状態になってしまいます。
また、爪を立てて洗う、2回以上洗うなどといったことも、頭皮環境を悪化させる原因になります。
④ストレスによるもの
仕事や家庭などでストレスを溜め込むことも、薄毛になる原因の1つです。
ストレスが続くと自律神経のバランスが崩れ、交感神経が優位な状態になります。この状態が続くと、血管が収縮して血行不良になります。
結果として、髪に必要な栄養が頭皮に行き渡りにくくなり、薄毛が進行してしまいます。
自宅で出来る薄毛対策
薄毛対策は病院で診てもらうほかに、セルフケアを取り入れることも大切です。
ここでは、自宅で出来る薄毛対策を4つご紹介します。
①食生活の改善
自宅でできる薄毛対策の1つ目は、食生活の改善です。
偏った食生活を整え、髪に必要な栄養素を積極的に摂りましょう。
髪の毛の生成に必要なのは、第一にタンパク質・続いてミネラル・亜鉛・鉄分・ビタミンです。
髪の毛の約85%はケラチンと呼ばれるタンパク質でできているので、タンパク質を中心とした食事を心がけましょう。タンパク質は、卵や豚肉、魚や豆腐など幅広い食品に含まれています。
髪の毛の育成に必要なタンパク質を積極的に摂取することは薄毛予防につながります。
また、忙しくて食事面に気を遣えない方は、サプリメントを活用する手段もあります。
参考:大正製薬
②睡眠の質を高める
2つ目の薄毛対策として、成長ホルモンの分泌量を増加させるために、質の高い睡眠を取るようにしましょう。
育毛に欠かせない成長ホルモンは、入眠後〜3時間の間のノンレム睡眠サイクルで多く分泌されます。ノンレム睡眠とは、ぐっすりと深く眠っている最中のことです。
良質な睡眠を取るために、以下の3つを意識しましょう。
- 食事は3時間前に済ませる
- 入浴は1〜2時間前に入る
- 寝る前のスマホを控える
また、枕カバーが汚れていると、頭皮に雑菌が入り頭皮湿疹を起こしやすくなります。
枕カバーは、見た目はきれいでも、汗や皮脂で汚れが蓄積されていることがあります。週に1〜2回は洗うことで、清潔に保ちましょう。
質の高い睡眠は薄毛を予防することにつながります。
参考:大阪AGA加藤クリニック
参考:アデランス
③ヘアケアを見直す
3つ目の薄毛対策は、毎日のシャンプーや、コンディショナーなどのヘアケアの見直しです。
刺激の強いシャンプーは、爽快感があり気持ちよく洗えます。ですが、頭皮に必要な皮脂までも落とし、乾燥によるフケやかゆみを起こしやすいのがデメリットです。
薄毛でお悩みの方に適しているのは、アミノ酸系シャンプーです。アミノ酸は、髪や皮膚と同じ弱酸性のため、頭皮に負担をかけずに洗い上げることができます。
強い髪の毛を育むためにも、低刺激のアミノ酸系シャンプーを使い、頭皮環境を整えましょう。
頭皮環境を整えることが、薄毛対策や美髪につながります。
参考: AGAスキンクリニックレディース
④ストレスを溜め込み過ぎない
薄毛対策4つ目は、ストレスを溜め込みすぎないことです。
ストレスを完全に無くすことは難しいので、できる限り解消するよう意識しましょう。
自律神経の乱れは血行不良を招くだけでなく、ホルモンバランスが崩れ、髪の成長に必要なエストロゲンが分泌されにくくなる影響があります。
ストレスを軽減するために、趣味に没頭したり室内でできる運動をしたりして、うまく対処していきましょう。
心の健康は、頭皮や髪の健康につながります。
心が楽になる方法は人によって異なるので、自分に合った解消法を見つけてみてくださいね。
参考:フィットクリニック
薄毛を目立たせない髪型のポイント
ここからは、薄毛を目立たせない髪型について紹介していきます。
薄毛を目立たせないポイントは、大きく分けて4つあります。
今回ご紹介するポイントを意識して、薄毛を気にせずおしゃれな髪型を楽しみましょう。
髪を短めにする
薄毛を目立たせないためには、髪をショートからボブくらいの、短めの長さにするのがおすすめです。
ロングヘアにしてしまうと、髪の重さでペタっとしてしまい薄毛が目立ちやすくなります。
ですが、これまで髪を伸ばしていた場合、いきなりショートヘアにするのは勇気が必要でしょう。
髪を短くするのが不安な方は、今回ご紹介するショートより少し長めのボブスタイルがおすすめです。
髪を短くするだけでボリュームが出しやすくなりますし、シャンプー後のドライヤーも短時間で済みます。
長時間に及ぶドライヤーの熱は、髪や頭皮にダメージを与えるため、髪が短いことは薄毛の予防にもつながります。
記事の後半で、おしゃれに薄毛をカバーできるボブスタイルを紹介しています。ぜひ参考にしてください。
分け目をジグザグにする
地肌が透けるぱっくり分け目には、ジグザグ分け目にするのが効果的です。
コームを用意し、生え際からつむじに向かって左右にジグザグと動かしましょう。
こうするだけで、根元がふんわり立ち上がって薄さが目立たなくなります。根元の白髪隠しにも有効です。
また、ジグザグの分け目は薄毛対策にもなります。
毎日同じ分け目にしていると、頭皮の同じ部分に負担がかかり髪が抜けやすい状態になってしまいます。分け目をジグザグにするのは、根元の負担を軽減させるためにもおすすめです。
トップにボリュームを出す
トップにボリュームを持たせることも、薄毛を目立たせないポイントです。
頭頂部をふんわりさせることで、気になる薄毛をカバーしつつ、明るい印象にチェンジできます。
ぺたんこ髪からボリュームのある頭頂部にするには、乾かし方にコツが必要です。
トップの根元を立ち上げるように、左右交互にドライヤーを当てて乾かしましょう。
一方向だけで乾かすとトップがぱっくり割れやすくなるので、両サイドから乾くまで繰り返します。
髪が細くて思うように立ち上がらない場合は、カーラーの使用もおすすめです。
トップに巻きつけて温風を当てるだけで簡単にボリュームアップできます。
明るめのカラーにする
できるだけ肌色に近い髪色を選ぶと、薄毛が目立ちにくくなります。
黒髪だと、頭皮と髪の色のコントラストがはっきりしてしまい、髪の薄さを際立たせてしまう原因になることも。
明るめの髪色なら地肌と馴染みやすく、薄毛と白髪もカバーできます。
おすすめのカラーは、ナチュラルブラウンやウォームブラウン、ベージュ系ブラウンなどです。
おしゃれに白髪を隠したい方には、ハイライトやローライトなどの、デザインカラーも試してみてはいかがでしょうか。
薄毛で悩む女性にもボブはおすすめ
薄毛でお悩みの方に、おすすめの髪型はボブです。
ボブにすることには、以下の2つのメリットがあります。
- トップにボリュームを出しやすい
- ベリーショートやショートヘアよりもチャレンジしやすい
ロングヘアよりも短いボブは、髪に軽さが出るのでトップのボリュームを出しやすくなります。薄毛隠しにはボリュームを出すことが大切なので、ボブはぴったりの髪型です。
また、ベリーショートやショートヘアに比べ、長めのヘアスタイルであるため、挑戦しやすいというメリットもあります。これまで髪を伸ばしていた人でも、緊張しすぎることなくチャレンジできるでしょう。
ただ、一口にボブと言ってもさまざまな種類があります。
そこで、実際にどんなボブのスタイルがあるのか見ていきましょう。
おしゃれに薄毛をカバーできるボブスタイル
ここでは、おしゃれに薄毛をカバーできるボブをご紹介します。
4種類のボブを厳選したので、自分の好みに合ったヘアスタイルを見つけてみてくださいね。
ショートボブ
まずは、毛量が少なめの方におすすめなショートボブです。
ショートの中でも少し長めなショートボブは、ばっさり切りたくない方でも挑戦しやすいヘアスタイルです。
こちらは、ひし形シルエットを意識した上品なショートボブです。
トップにボリュームを出し、首回りはタイトにまとめることで、顔と髪の毛のバランスをよく見せてくれます。また、気になる顎のたるみをカバーする嬉しい効果もあります。
短いショートボブは、毎日のシャンプーやブローでのお手入れもしやすく、スタイリングもテクニックいらずでおしゃれに決まります。
毎日忙しくてヘアスタイルについて考える時間がないという方におすすめです。
髪に動きを付けたい方は、このようにカールを付けるのもおすすめです。
動きのあるヘアスタイルを作るには、デジタルパーマをかける方法もあります。しかし、パーマによる傷みが心配であれば、コテを使うことで同じようにカールを付けられます。
コテを使ってワンカールするだけで、上品で素敵なショートボブスタイルが出来上がります。
ミディアムボブ
続いて、ショートボブよりも少し長めのミディアムボブをご紹介します。
「ショートボブだと短すぎる」と感じる方は、参考にしてみてくださいね。
ふんわりとしたシルエットが印象的な「くびれミディアムボブ」です。
エアリー感たっぷりで、気になる薄毛もぼかしてくれます。
仕上げは、オイルワックスやヘアバームをもみこむだけで出来る簡単スタイリングです。
カラーは、このように明るめのカラーを選ぶと、薄毛と白髪を自然にカバーできます。
薄毛や白髪などの悩みを抱えているという方は、ぜひ試してみてください。
こちらは、波打つような緩めのウェーブがかかったミディアムボブです。
ナチュラルな可愛さがあり、どんなファッションにも合わせやすい万能スタイル。
小顔に見せるくびれカットにより、気になるたるみやエラ張りもカバーできます。
耳掛けスタイルも楽しめる、アレンジしやすい髪型です。
レイヤーボブ
レイヤーボブは、顔周りにレイヤーを入れることで、軽さと動きが出しやすいのが特徴のヘアスタイルです。
気品漂う大人の女性を感じられる「大人ナチュラルボブ」。
前髪を作らず、別サイドへ髪を流すことでトップのボリューム感をアップさせています。
薄毛を隠しながら、大人っぽいスタイルが楽しめる髪型です。
髪を結べる長さのため、幅広いヘアアレンジができるのも魅力でしょう。
人気の高い、毛先をくるっと外側に巻いた外ハネボブです。
簡単なのにトレンド感が手に入るので、ヘアアレンジが苦手な方にもおすすめです。
ハイライトの入ったグレージュカラーは、白髪を目立ちにくくしてくれます。
外ハネボブは若い世代だけでなく、40代以上の方でも「大人可愛い」と好評ですよ。
ワンカールボブ
ワンカールボブは、その名のとおり毛先を一度だけカールした髪型のことです。
忙しい朝でも、手早く大人っぽいスタイルを作りたい方にいかがでしょうか。
引用:Beauty navi
どんな顔型でも似合う、大人の魅力漂うスタイルです。
前髪を作らずざっくりと分けることで、気になる頭頂部の薄さをカバーします。
大きなカールは上品に、そして気になるフェイスラインもさりげなく隠せるのがメリット。
ストレートアイロン1つでセットできる、手軽さも魅力的です。
簡単スタイリングで大人可愛く仕上がる、短めのひし形ボブです。
顔周りにレイヤーが入っているので、くるっと巻くだけで軽やかなワンカールボブが作れます。
髪の長さが短いので、ぱっくり分け目が出来にくいのもポイント。
短時間でパパっと薄毛をカバーしたい方にいかがでしょうか。
ボブのスタイリングに役立つアイテム
最後に、ボブのスタイリングに役立つアイテムを3つご紹介します。
薄毛をカバーするには、スタイリングの工夫が大切です。
ふんわりとしたボブを意識することで、薄毛対策につながります。
ホットカーラー
引用:Amazon
ホットカーラーは、トップのボリューム出しに最適なアイテムです。
ドライヤーで温めるタイプもありますが、ホットカーラーなら単体で通電するため、支度をしながら髪の毛をセットできる利点があります。
やり方は、トップの毛束を真上に引き上げて、毛先からぐるぐると巻きます。
あとは数分待つだけで、簡単にボリューム感たっぷりのトップが完成です。
ぺたっとした髪型だと薄毛が更に目立ってしまうので、しっかりボリュームを持たせることを意識しましょう。
手先の自信がない方でもうまく巻けると好評なので、1つ持っておくと便利に使えます。
ヘアアイロン
引用:Amazon
ヘアアイロンがあると、ヘアアレンジの幅が広がります。
ボブはショートヘアよりも長さがあるので、カールしたり結んだりと、さまざまなスタイルが楽しめます。
ストレートアイロンだと巻きにくいことも多いので、カールに特化したコテがおすすめです。
ボブに適しているのは26mmのサイズです。ショートボブからミディアムボブまで対応できる、使いやすい太さとなっています。
ヘアワックス
引用:Amazon
ヘアワックスを使えば、立ち上がりにくい軟毛でも簡単にボリュームを出せます。
薄毛対策におすすめのアイテムです。
ヘアワックスにはいくつか種類がありますが、軟毛の方に適しているのは、「マット系」と「ハード系」の2つです。
マット系
別名ドライワックスと呼ばれるマット系は、水分・油分が少なくベタっとしないため、ナチュラルな仕上がりになります。
セット力が高く、細い髪の毛も簡単に立ち上がります。
ハード系
外ハネボブや毛先のカールなど、動きのあるスタイルにはハードワックスが向いています。
毛量が少なくてもボリューム感のある仕上がりを作れるため、扱いが難しい軟毛でも思い通りのスタイリングが実現できます。
ウィッグを使えばより理想的な髪型に
引用:Classy wig
薄毛を目立ちにくくするには、トップにボリュームを持たせることが大切です。
ですが、ある程度毛量がないと、前髪や頭頂部の薄さをすべてカバーするのは難しいですよね。
そんな方には、ボリューム不足をすぐに解決できる部分ウィッグがおすすめです。
頭頂部に付けるだけで簡単にボリュームアップして、理想的なボブスタイルが手に入ります。
ウィッグには、既製品が数多く出回っています。安いものだと数千円〜から販売されているので、どんなものか試してみてはいかがでしょうか。
また、自分の頭にフィットしてより自然な仕上がりを求めるなら、オーダーメイドするのがいいでしょう。
ただ、お店でオーダーメイドウィッグを購入するところを、知り合いや友達に見られたら…と思うと行きづらいものです。
「ウィッグを買うのが恥ずかしい」「外出するのは億劫」という方は、弊社が運営する「Classy wig」はいかがでしょうか。
お店で購入する場合と比べて、オンライン上ですべて完結するというメリットがありますよ。
自宅にいながらオンラインでカウンセリングを実施するので、周りの目を気にする必要なく、リラックスした状態で相談できます。
さらに、オンラインでの販売によりコストを削減し、大手メーカーに比べ約2分の一の価格に抑えつつ、高品質なウィッグの提供を実現しています。
今回紹介したボブスタイルも、ウィッグと合わせて使うと想像通りの髪型が作りやすくなります。気になる方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
ボブで薄毛の悩みを解決しよう
薄毛を目立たせないポイントや、ボブのおすすめの髪型などをご紹介しました。
薄毛を目立ちにくくするには、トップにボリュームを出すことが大切です。
ただ、ボリュームを出すにはある程度の毛量が必要でしょう。毛量に不安がある場合は、部分ウィッグを使用することで薄毛の悩みを解決することができます。
「Classy wig」では、お客様一人ひとりに合わせたオーダーメイドウィッグを提供しています。無料相談も受け付けていますので、気になる方は一度覗いてみてくださいね。
今回ご紹介したボブのスタイルを参考に、薄毛をカバーしつつ、おしゃれな髪型を楽しみましょう。