ウィッグの洗い方って?初めてでも分かるお手入れ方法や注意点を解説

ウィッグの洗い方って?初めてでも分かるお手入れ方法や注意点を解説

ウィッグをきれいに長持ちさせるには、定期的なお手入れが必要です。

ですが、ウィッグ初心者のなかには、「洗い方がわからない」「普通のシャンプーで洗って大丈夫?」と、不明点がいくつかあるのではないでしょうか。

そこで今回は、初心者の方にもわかりやすくウィッグの洗い方をご紹介します。お手入れの際の注意点や、お手入れに役立つアイテムも併せてご紹介しますので、ぜひ参考にされてください。

ウィッグを洗う理由は?

ウィッグを洗う理由は、大きく分けて以下の3つがあります。

  • 清潔に使うため
  • 見た目を良くするため
  • 長持ちさせるため

ウィッグは頭皮に直接触れて着用するため、汗や皮脂が付きやすいものです。

定期的に洗わないと、これらの汚れが蓄積されて絡まりやすくなったり、不快な臭いの原因になったりします。

また、汚れたウィッグは髪の質感やツヤが失われ、見た目が悪くなってしまいます。

そこで、ウィッグに適した手入れをすることで、艶めきや手触りを復活させられます。

さらに、お手入れすることは清潔できれいな状態にするだけでなく、ウィッグの寿命を伸ばすことにもつながります。

皮脂や汗、ホコリといった素材を傷める原因を取り除くことで、ウィッグを長持ちさせられます。

ウィッグを洗う頻度はどのくらい?

ウィッグを洗う頻度は使用状況によって異なりますが、毎日使う場合には「7日〜10日に一度」シャンプーするのを推奨しています。

過度なシャンプーは本体を傷める原因になるので、洗う頻度を守るのが大切です。

ただし、汗をかきやすい夏場は皮脂汚れが気になると思うので、もう少し頻度を上げても構いません。汗や汚れが付着したままだと不快感が出てしまうので、その場合には洗って汚れを落としましょう。

基本的には「7日〜10日」の頻度を守り、汚れが特に気になるとき以外は、頻繁に洗わないように気を付けましょう。

ウィッグを普通のシャンプーで洗っても大丈夫?

ウィッグを市販で販売されているようなシャンプーで洗うのは、あまりおすすめしません。

通常のシャンプーには、人の髪に適した美容成分や育毛成分が配合されています。ですが、これらの成分はウィッグにとって不要となる成分です。

そのため、普通のシャンプーですすぎ残してしまうと不要な成分が付着し、ウィッグの劣化を早める原因になります。

ただし、ウィッグを買ったばかりで「ウィッグ専用のシャンプーが手元にない」という場合には、通常のシャンプーを使ってもいいでしょう。使ってすぐに色落ちしたり、傷んだりするわけではないので、専用のシャンプーまでのつなぎとして使う程度なら問題ありません。

ですが、ウィッグの汚れを落としつつ、より長持ちさせたいのであれば、ウィッグ専用のシャンプーの使用をおすすめします。

ウィッグに適した成分を含んでいるシャンプーなら静電気が起こりづらく、サラっとツヤのある美しい仕上がりになりますよ。

ウィッグの洗い方

それでは、ウィッグの洗い方について順番にご説明していきます。

ウィッグの素材には、人毛・人毛Mix・人工毛(ファイバー)がありますが、どの素材にも共通した基本の洗い方を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

  1. 洗う前に目の粗いブラシを使い、毛先から髪の毛をとかして、絡まりやホコリを落とす
  2. 洗面器に常温くらいの水を用意し、シャンプーを入れて手で泡立てる
  3. 泡立ったらウィッグを浸し、指の腹を使ってやさしく押し洗いする
  4. 十分に洗浄したら、洗面器の水を何度か取り替えつつ、溜めすすぎをおこなう
  5. すすぎが終わったら新しく水を入れ、コンディショナーをワンプッシュ入れてウィッグを浸す
  6. 水で軽くすすぎ、タオルに包んでタオルドライをおこなう
  7. ぬれた状態のままウィッグスタンドにかけ、軽くブラッシングをして自然乾燥させる

以上が、ウィッグを洗う基本的な流れです。

どの動作にしてもやさしく扱うことを心がけ、最後まで丁寧におこなうようにしましょう。

次に、ウィッグの素材別にお手入れの際の注意点について、それぞれ説明していきます。

ウィッグをお手入れする際の注意点

ウィッグは素材によって、お手入れする際の注意点や乾かし方が異なります。

シャンプー前に、一度確認しておきましょう。

素材注意点乾かし方
人毛洗浄力が弱いシャンプーを使う・熱いお湯を使わない・強くもみ洗うともつれやすいため、押し洗いする・コンディショナーのすすぎは、少しぬるっとした状態で終わらせると、しっとりとした仕上がりに・耐熱性があるため、ドライヤーを使って整える・仕上げにアイロンを使う場合には160度くらいに設定し、熱くなりすぎないようにする
人毛Mix・ウィッグ専用シャンプーを使う・人毛と同じく熱いお湯は使わない・化学繊維が混じっているため、しっかりタオルドライをして自然乾燥させる
人工毛(ファイバー)・ウィッグ専用シャンプーを使う・ブラシは静電気防止コームが最適耐熱毛でない場合は、熱いお湯を使わず水やぬるま湯を使用する・静電気を予防するために、コンディショナーではなく柔軟剤を使うのがおすすめ・人毛Mix同様、自然乾燥で乾かす・乾かす場所は、直射日光の当たらない風通しがいいところに置く

素材別の注意点を踏まえてお手入れすれば、ウィッグが傷みにくく長持ちしますよ。

ウィッグのお手入れに役立つアイテム

ウィッグは、定期的なお手入れが欠かせません。

そこで、ウィッグに適したケアアイテムがあると、よりお手入れがスムーズで快適におこなえます。

ここでは最低限そろえておきたいアイテムを4つ選びましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ウィッグ用ブラシ

ウィッグをきれいに長持ちさせるには、ウィッグ専用ブラシが役立ちます。

通常のブラシと違い、コーム部分が金属製でできているため、痛みの原因になる静電気が起こりにくいのが特徴です。

気になる絡まりを、髪に負担をかけずに簡単にとかせてウィッグのケアが楽になります。

シャンプー前のブラッシングや、スタイリングするときに活躍する必須アイテムです。

引用元:楽天市場

商品名ウィッグ専用ブラシ
メーカーLINEASTORIA(リネアストリア)
参考価格(税込)540円+送料550円

ウィッグブラシはこちらの商品のように、1,000円ほどで購入できます。

1本持っておくだけで重宝しますので、シャンプー前にひとつ持っておくことをおすすめします。

ウィッグ専用シャンプー

上記でも説明したとおり、シャンプーはウィッグ専用のものがおすすめです。

通常のシャンプーでも洗えますが、劣化を早めるリスクがあるので不向きといえます。

ウィッグに適したシャンプーを使って素材を傷めずに、汚れや臭いをしっかりと落としていきましょう。

引用元:アクアドール公式

 

商品名アクアドールシャンプー
メーカーアクアドール
参考価格(税込)200mL / 1,870円

おすすめのウィッグ専用シャンプーは、アクアドールの製品です。人毛・人毛Mix・人工毛すべてに対応し、アミノ酸系のマイルドな洗浄力でやさしく洗い上げます。

少量でもしっかり泡立つため、コストパフォーマンスに優れており長く使えますよ。

口コミでは香りがいいと好評です。消臭効果のある、グリーンティーの爽やかな香りで癒やされながら、気になる臭いもすっきり落とせます。

ウィッグスタンド

ウィッグスタンドは、ウィッグの保管やメンテナンスに役立つアイテムです。

スタンドにかけていれば、髪の毛が絡まることなく自然な形状を保ったまま保管できます。

また、そのまま置くよりも通気性のいい状態で保てるため、ウィッグ内部の湿気を乾かして臭い防止にもなります。

一番役立つのは、シャンプー後の乾燥です。ウィッグの形を崩さずに効率よく乾かせるため、素早くきれいに仕上がりますよ。

引用元:Amazon

商品名ウィッグスタンド
メーカーブライトララ
参考価格(税込)580円

ウィッグスタンドは、比較的安価で買えるアイテムです。

こちらの商品のように組み立て式だと、コンパクトで収納や持ち運びにも最適ですよ。

ウィッグオイルスプレー

傷みの原因である絡みや静電気の対策には、ウィッグ用のオイルスプレーが役立ちます。

静電気や摩擦で傷ついた髪を補修し、サラサラ・すべすべの新品のような状態に直してくれます。

ウィッグの傷みが気になるときや、シャンプー後に乾いたら、仕上げとして使うのが効果的です。

特に、静電気が発生して絡まりやすい人工毛ウィッグには、オイルスプレーの使用をおすすめします。

引用元:Amazon

商品名ウィッグオイル
メーカーミリカブックス
参考価格(税込)1,480円

ミリカブックスのオイルは、広範囲に噴射できるスプレータイプで、全体的に吹きかけやすくなっています。

細かいミスト状で出るため、初心者の方でもかけ過ぎる心配なく、適度なツヤのある仕上がりにしなりますよ。

まとめ

ここまで、ウィッグの洗い方や注意点、お手入れに役立つアイテムについてくわしくご紹介しました。

ウィッグを洗うシャンプーは普段使っているものでも使えますが、傷む恐れがあるので可能な限り専用のシャンプーを使いましょう。

洗う際には、まずブラッシングで絡まりを解き、やさしく押し洗いをしながら最後まで丁寧におこなうようにします。

乾かし方は素材によって適した方法が異なるため、注意しておきましょう。

ウィッグは定期的なお手入れが欠かせません。ある程度、お手入れに役立つアイテムをそろえておくことをおすすめします。

今回ご紹介した方法を参考に、日頃のウィッグのお手入れに役立ててくださいね。

ウィッグはかなりデリケートなアイテムです。しっかりとケアを行うことで、ウィッグの持ちは変わり、見た目の質感や艶感も変わります。人と同じようにしっかりケアを行って欲しいのですが、人と全く同じケア方法ですると相性が良くないものもあるので、しっかりとこのページを見て、お手持ちのウィッグに合った方法を調べてから使用しましょう。

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監修者情報
美容師歴13年の高木綾です。 日々美容師としてお客様一人ひとりに合わせた ヘアスタイルのご提案をさせて頂いております。 大好きな美容やファッションの知識を取り入れながら、 お客様に寄り添い今以上にオシャレで1番輝ける姿を 引き出すお手伝いをさせて頂いております。
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