ウィッグの相場は?値段が決まるポイントや医療用ウィッグとの違いについて解説

ウィッグの相場は?値段が決まるポイントや医療用ウィッグとの違いについて解説

皆様は、ウィッグの料金相場はいくらくらいだと思われますか?

実は、ウィッグの料金は、なかなか相場を算出することができません

理由として、ウィッグの料金にはタイプや材質、医療用なのかどうかなどの条件によって大きな幅があるからです。

薄毛が気になり、ウィッグの購入を検討する女性は多くいらっしゃいます。

特に初めての方にとっては、平均的にどれくらいの金額がかかるのか不安に感じる方が多いのではないでしょうか。

本記事では、ウィッグの相場や、価格を決定する7つのポイントについて解説します。おすすめのウィッグメーカーもあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

ウィッグの料金にはなぜ大きな幅がある?平均価格は?

ウィッグの料金はメーカーによって大きな幅があります。目安として、1,000円ほどから数十万円のものまで販売されています。

よって、値段の平均を出すのは難しく、参考までにとどめる必要があります。

その理由として、素材の違いや使用する毛量の違いが挙げられます。

また、作り方やオーダーメイドなのかなども影響します。ウィッグを作る際に発生するコストに大きな差があるということです。

他にもオンラインや店舗販売など販売方法の違いや医療用かどうかの違いが、ウィッグの料金に幅がある理由と言えます。

以下でウィッグの料金が決まるポイントを7つご紹介します。ウィッグ選びにぜひお役立てください。

ウィッグの料金が決まる7つのポイント

ウィッグにはさまざまな種類があり、それぞれに価格を決定づける特徴と違いがあります。

安いものでは2,000円台のウィッグから高いものでは数十万以上のウィッグまで相場感はさまざまで、ピンからキリまでです。

その価格の差にはどのような理由があるのでしょうか。

ここでは、ウィッグの価格を決めるポイントを7つご紹介します。

フルウィッグと部分ウィッグの違い

フルウィッグと部分ウィッグには、用途はもちろん、製法や髪の量に大きな違いがあります。それぞれの特徴や価格相場をみていきましょう。

種類特徴大手メーカー価格相場
フルウィッグ髪全体を覆うことで薄毛をカバーするだけでなく、髪色や髪質、スタイルといった変化を楽しめる。・ロング・ミディアム・ショート20,000円台~
部分ウィッグ頭頂部にボリュームを持たせたい、白髪を隠したい、長さを足したいなど、地毛を活かしつつ気になるパーツをカバーしたい方におすすめ。・頭頂部の悩みをカバー・長さを足したい10,000円台~

フルウィッグには、ロングやミディアム、ショートなど豊富な種類があり、当然ながら髪の長さで価格も変わります。また、使用感やナチュラル感を求めるのであれば、通気性がよいか、つむじや分け目に人工皮膚が使用され自然に見えるかなど製法の違いによっても価格に差が生じます。

部分ウィッグは、使用している髪の量が少ないため、フルウィッグよりも価格が安く気軽に購入しやすいのも特徴です。

オーダーメイドと既製品の違い

オーダーメイドか既製品かでも大きく価格が違ってきます。

それぞれの特徴や価格相場は以下のとおりです。

種類特徴大手メーカー価格相場
オーダーメイド・自分の悩みや好みに合わせたウィッグを作ることができる・髪色や髪質、髪型など細かく選べる・フルウィッグ 400,000円台~・部分ウィッグ 30,000円台~
既製品・あらかじめ決まった髪型やパーツの中から自分に合ったウィッグが選べる・バリエーションが豊富で気軽に試せるため、ファーストウィッグとしておすすめ・フルウィッグ 20,000円台~・部分ウィッグ 10,000円台~

オーダーメイドは、一本一本手作業で植毛するものが多いため、より自然で希望どおりのウィッグに仕上がります。長時間着用しても快適に過ごせるためストレスなく着用できますが、やはりどうしても高価になってしまいます。

既製品は、工場で大量生産することで安価で販売できるため、多くの方に利用されています。しかし、数多くあるウィッグから希望にあったものを探しだすのは難しい点があります。

人毛か人工毛かの違い

ウィッグには、人の髪の毛で作られた人毛とファイバーなどで作られた人工毛があり、それぞれ性質や価格の違いは以下のとおりです。

種類特徴大手メーカー価格相場
人毛・人の髪の毛を再利用し作られているため、髪質がやかわらく、自分の髪の毛のようにスタイリングがしやすい・カラーやパーマといった自分好みのアレンジができ、見た目も自然・フルウィッグ 400,000円台~・部分ウィッグ 30,000円台~
人工毛・人工毛は人毛よりも安価で、形状記憶された状態で販売されているためセットが簡単・メンテナンスも最小限に抑えられ、扱いやすい・フルウィッグ 20,000円台~・部分ウィッグ 10,000台~

人毛は、地毛と同様にシャンプーやトリートメントなどといったメンテナンスをしっかりと行う必要があります。メンテナンスをしっかり行わなければ、髪の毛が切れたりパサついたりと消耗が早まりやすいので注意しましょう。

人工毛は、技術が進歩したことで見た目や耐久性の評価が高く、ヘアアイロンやドライヤーで好きなスタイリングができる商品が多く販売されています。しかし、人毛のようにパーマやカラーができないという場合が多いため、自分に合ったウィッグを探す必要があります。

マシンメイドか手縫いの違い

ウィッグは製法の違いによっても価格が違ってきます。それぞれの特徴や価格相場は以下のとおりです。

種類特徴大手メーカー価格相場
マシンメイド・機械で毛束を縫い合わせる製法で工場での大量生産が可能なため、安価で購入できる・フルウィッグ 20,000円台~・部分ウィッグ 10,000円台~
手縫い・職人が一本一本丁寧に植毛するため、毛並みが自然で全体的にふんわりとナチュラルに仕上がりやすい・フルウィッグ 70,000円台~・部分ウィッグ 30,000円台~

マシンメイドは、ファッションウィッグや既製品のウィッグに用いられ、バリエーションが豊富です。オシャレ感覚で短時間の着用であれば問題ありませんが、日常に長時間着用するには通気性の問題もあり快適さは劣るでしょう。

手縫いは、完成までに時間がかかるため、どうしてもマシンメイドより高価になります。ナチュラル感を求めるのであれば手縫いがおすすめです。

毛の長さや毛量の違い

ウィッグを選ぶ際、自分がどのようなヘアスタイルにしたいか考える方も多いでしょう。ウィッグの価格は、毛の長さや毛量でも違いがあります。それぞれの特徴や価格相場をみていきましょう。

種類特徴大手メーカー価格相場
フルウィッグ・髪全体を覆うため、毛量が多い。・ロング、ミディアム、ショートといった長さにも違いあり20,000円台~
部分ウィッグ・足したい部分や気になる部分にだけの長さや毛量があればよい10,000円台~

フルウィッグと部分ウィッグでも少し触れましたが、素材を多く使用すればするほど価格も高くなっていきます。価格を抑えたいのであれば、好きなヘアスタイルだけでなく、部分ウィッグやショートのフルウィッグも選択肢に加え検討することをおすすめします。

店舗販売とオンライン販売の違い

同じ商品でも店舗販売とオンライン販売では、価格に差がある場合があります。

種類特徴大手メーカー価格相場
店舗販売・人件費や設備費など維持費が商品代に上乗せされる場合もある・フルウィッグ 30,000円台~・部分ウィッグ 10,000円台〜
オンライン販売・維持費が最小限に抑えられるため、格安で購入できる場合もある・ネット割がある・フルウィッグ 20,000円台~・部分ウィッグ 10,000円台~

ウィッグ販売だけではなくどこの販売店でもそうですが、維持費のかからないオンライン販売の方が、平均して値段が安い傾向にあります。

しかし、安いからといって知識がないままいきなりオンライン販売で購入するのは危険です。特に初めての方は、専門のアドバイザーさんとしっかりカウンセリングしながら購入した方が納得した商品を選ぶことができるためおすすめです。

医療用ウィッグとファッション用ウィッグの違い

医療用ウィッグとファッション用ウィッグの違いがわかる人はあまりいないかも知れません。見た目は大きく変わらないからです。

ですが、実は医療用ウィッグとファッション用ウィッグには、明確な違いがあります。

ファッション用ウィッグは人工毛が使われることが多いのに対し、医療用は基本的に人毛を使用します。とは言え、最近では人毛やミックス毛のファッションウィッグも増えています。

また、素材の違いも影響して、医療用ウィッグの方がファッションウィッグよりも、自然に見えることが多いようです。通気性も考慮されて作られています。

前提として、医療用ウィッグは、基本的には病気や怪我で髪の毛を必要とする人たちのために作られたものです。

ファッション用ウィッグは髪の毛がある人向けにファッション目的もしくは悩みのカモフラージュを目的に作られています。

このように、医療用ウィッグとファッション用ウィッグには、作られた目的、用途の面で大きな違いがあります。

医療用ウィッグの値段の目安としては、既製品で1万円〜10万円ほど、フルオーダーウィッグで約40万円〜80万円ほどです。

髪の毛がない状態で被るウィッグと髪の悩みを隠したり、おしゃれのためにプラスするウィッグでは、作り方や素材に大きな違いがあるということです。

おすすめウィッグメーカー5選

ここからは、おすすめのウィッグメーカーを5つご紹介します。

値段はもちろんのこと、着け心地や見た目の自然さに好評のある人気のメーカーになりますのでぜひ参考にされてください。

レディースアートネイチャー

(引用:レディースアートネイチャー)

CMなどでもお馴染みのレディースアートネイチャーは、自宅やサロン、展示会と幅広い方法でウィッグを試着することができます。

レディースアートネイチャーには、強い風が吹いても飛ばないフィーリンウルトラフィットなど人気商品が並びます。

価格に関してですが、レディースアートネイチャーは公式ホームページにも料金表をのせていません。

オーダーメイドウィッグは人によって価格が大きく異なるため、一律に料金を掲示することは難しいのでしょう。

レディースアートネイチャーが気になるという方は、ホームページの無料のカタログ請求や無料体験からお試しください。

レディススヴェンソン

(URL:レディススヴェンソン)

(画像引用:レディススヴェンソン)

レディススヴェンソンは白髪隠し用のウィッグをお探しの方に人気のウィッグショップです。

値段設定はやや高めではありますが、耐久性に優れており、自然に見えると好評です。種類が多く、自分に合うものを選べる点も魅力です。

ウィッグのサイズ調整が何回でも無料である点、店舗は全国に43箇所あり、来店の上での試着や相談な点が人気のポイントです。

料金体系は、購入プランと月額定額プランがあります。

化学療法などのがん治療などを行う方向けに、医療サポート割引を行う場合もあるようです。

白髪が混じった部分ウィッグもあるのでぜひチェックしてみてください。

LINEASTORIA(リネアストリア)

(引用:https://ilovewig.jp/concept?topslider_img5

ファッションウィッグから医療用ウィッグまで幅広く取り扱い、自然な仕上がりと快適な装着感に定評があります。リネアストリアでは、医療用として人毛で作られた天使シリーズ(人毛)と、人工毛で作られた「天使シリーズ(人工毛)」を販売しています。幅広い年齢層に対応した商品も多く、ラインナップも豊富なため、安定した人気があります。

種類素材価格(税込)
フルウィッグ人毛100%14,980円~156,980円
人毛ミックス7,480円~59,980円
人工毛2,086円~32,980円
部分ウィッグ人毛100%9,980円~88,980円
人毛ミックス9,990円~59,980円
人工毛3,580円~16,980円

Prisila(プリシラ)

(引用:https://www.prisila.jp/lp/202212_new_beaute/index.html

プリシラのウィッグは、人工毛なのにツヤ感があり、長時間着用していても痛くなりにくいという評判があります。耐熱ファイバーのウィッグには、コテやドライヤー、ホットカーラーを使用でき、耐熱温度は約180度です。ファッションウィッグから医療用ウィッグまで取り扱っており、一般的なウィッグ専門店より安価なことも人気の一つです。パリコレにも6年連続採用されるほど高品質の商品を取り揃えています。

種類素材価格(税込)
フルウィッグ人毛100% -
人毛ミックス47,300円~159,500円
人工毛6,314円~23,062円
部分ウィッグ人毛100% -
人毛ミックス30,800円~66,000円
人工毛3,190円~8,360円

classy wig(クラッシーウィッグ)

(引用:classy wig)

自宅で全てが完結できるオーダーメイドウィッグがclassy wigです。オンラインとは言え、郵送した商品を無料で試着することもできます。

classy wigは店舗を持たないからこそ、比較的優しい値段設定のウィッグが好評です。装着が簡単で使いやすいなど良い口コミも多い印象です。

classy wigの料金ですが、ウィッグのタイプや大きさに関わらず、一律228,000円となります。料金が一律で決まっているので、ウィッグ初心者でもトライしやすいのもポイントです。

ホームページから無料試着に申し込みすることができるので、classy wigが気になる方はぜひチェックしてみてください。

ウィッグは値段の幅が広い!自分に合うウィッグを!

ここまで、ウィッグの相場や医療用ウィッグとの値段の違いなどについてご紹

そのため、値段の平均は出しにくいと言えます。

メーカーによって、価格が一律だったり、試着するまで料金が分からない場合もあります。

ウィッグを選ぶ際は、購入を検討するうえで自分が重視するポイントをまとめておくと選びやすいでしょう。

自分が重視するポイントは、今回ご紹介したウィッグの料金相場が決まる7つのポイントも参考に考えてみてください。

この記事が、ウィッグ選びの参考になりましたら幸いです。

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監修者情報
美容師歴13年の高木綾です。 日々美容師としてお客様一人ひとりに合わせた ヘアスタイルのご提案をさせて頂いております。 大好きな美容やファッションの知識を取り入れながら、 お客様に寄り添い今以上にオシャレで1番輝ける姿を 引き出すお手伝いをさせて頂いております。
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