女性の抜け毛の原因はホルモン？抜け毛の原因と対策9選

はじめに

クシで髪をとかしたときや髪を洗ったときに抜け毛が多いと不安になりますよね。

女性の抜け毛の原因はホルモンバランスの不調かもしれません。
しかし、ホルモンバランスの乱れと聞いても、具体的な原因や改善方法がわからない方も多いはずです。

そこで、この記事ではホルモンバランスの役割やホルモンバランスが乱れる原因、抜け毛の対策方法を解説します。

この記事は以下の悩みを持つ方を対象にしています。

• ホルモンバランスと抜け毛の関係を知りたい
• ホルモンバランスが乱れてしまう原因がわからない
• 抜け毛の対策方法がわからず、困っている

ホルモンバランスの乱れによる抜け毛を不安に感じている方は、ぜひ最後までご覧ください。

抜け毛におけるホルモンの役割とは

ホルモンは、身体の機能を一定に保つために働く化学物質です。
ホルモンは身体の中に100種類以上存在し、ホルモンバランスが崩れると身体にさまざまな影響がでてしまいます。

ホルモンの中でも、抜け毛と大きく関わるのは男性ホルモンと女性ホルモンの2種類です。

ここでは、男性ホルモンと女性ホルモンが抜け毛とどのような関係があるのか解説します。

女性、男性にかかわらず、人の体は男性ホルモンと女性ホルモンの両方を持っているため、2つのホルモンの特徴を知っておきましょう。

男性ホルモンの役割

男性ホルモンは筋肉量を増やしたり、体毛を増やしたりなど男性らしい体つきを作るために活躍するホルモンです。

男性ホルモンにはいくつかの種類がありますが、抜け毛と大きく関係があるといわれている男性ホルモンはテストステロンです。

テストステロンには以下の働きがあります。

・体毛を増やす

・筋肉や骨格を発達させる

・頭髪の成長を阻害する

このように、テストステロンは体毛を濃くしますが、頭髪の成長は阻害します。男性ホルモンの量が増えると、髪の毛がなかなか生えず、薄毛に悩む可能性が高いです。

女性ホルモンの役割

女性ホルモンは妊娠・出産の機能や女性らしい体作りをする機能を持つ化学物質です。
女性ホルモンは月経周期や年齢によって分泌量の変動が大きい特徴をもちます。
女性ホルモンは卵胞ホルモンであるエストロゲンと黄体ホルモンであるプロゲステロンの2種類です。
女性ホルモンの中でもエストロゲンは頭髪の成長を促す役割を持つため、抜け毛と大きな関係があります。
エストロゲンが減ると髪の毛が伸びにくくなる可能性が高いでしょう。

【結論】ホルモンバランスの乱れは抜け毛の原因に繋がる

ホルモンバランスの乱れは抜け毛の原因に繋がります。ホルモンバランスが乱れると、髪の毛が生えず、抜けやすい状態になってしまうからです。
男性ホルモンは頭髪の成長を阻害し、女性ホルモンは頭髪の成長を促す作用があります。
もしも、ホルモンバランスの乱れによって男性ホルモンが増え、女性ホルモンが減ってしまうと毛周期の成長期が短くなり、休止期が長くなってしまいます。
このように、男性ホルモンが女性ホルモンより優位になると、抜け毛や薄毛になりやすくなるのです。

ホルモンバランスが乱れる原因は？

ホルモンバランスが乱れると抜け毛が増えやすくなります。
しかし、ホルモンバランスが乱れている原因がわからない方も多いはずです。
ここでは、女性に多いホルモンバランスが乱れる原因をご紹介します。

ストレス

ストレスを感じるとセロトニンの分泌量が減るため、ホルモンバランスが乱れます。
セロトニンは女性ホルモンの分泌量に関わっており、セロトニンの分泌量の多さによって、女性ホルモンの分泌量も増えたり減ったりします。
そのため、ストレスを感じ、セロトニンの分泌量が減ると女性ホルモンが減り、男性ホルモンとのバランスが乱れるのです。
仕事や家事で忙しい生活を送っている方は、ストレスを溜めすぎていないか見直してみましょう。

加齢・更年期

加齢や更年期もホルモンバランスが乱れる原因の1つです。
女性は更年期になると女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が減ってしまうからです。エストロゲンの分泌量が減り、髪の毛の潤いが保てず、細い髪の毛になる可能性が高くなります。
30代後半になってから急に抜け毛が増えた方は加齢や更年期が原因かもしれません。

出産

出産後、髪が抜けてしまったと聞いたことはありませんか。産後は女性ホルモンの分泌量が急激に減少し、ホルモンバランスが乱れてしまうのです。
出産時の女性ホルモンに対して、産後は女性ホルモンが少なくなってしまうため、妊娠中に抜けなかった髪の毛がまとめて落ちる可能性があります。
産後2〜3ヶ月間は一時的に髪の毛が薄くなってしまいやすいため、不安になる方も多いでしょう。しかし、一般的に産後6ヶ月〜1年経てば、元の毛量や髪の長さに戻る方が多いので安心してください。

ホルモンバランスが乱れやすくなる生活習慣は？

上記で紹介したホルモンバランスの乱れの原因に当てはまらないと感じた場合、ホルモンバランスが乱れやすくなる生活習慣を無意識にしている可能性があります。
ここでは、ホルモンバランスが乱れやすくなる生活習慣を解説します。

普段の自分の生活を見直してみましょう。

無理なダイエット

無理なダイエットはホルモンバランスが乱れやすくなる生活習慣です。
無理なダイエットはホルモンや髪の毛に必要な栄養素を十分に摂取できません。

栄養素が足りないとコシが弱く、細い髪の毛が増え、健康な髪の毛が育たない可能性があります。

また、食事量が減ると体温が上がらず、血流が悪くなります。

その結果、頭皮が硬くなって髪が育ちにくくなるでしょう。

このように、無理なダイエットによる抜け毛は、徐々に髪の毛が薄くなる特徴があります。

心当たりがある人は、バランスの良い食事と長期的な減量目標を立て直しましょう。

甲状腺機能の病気

甲状腺の病気もホルモンバランスの乱れに繋がります。

甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンは女性ホルモンの分泌と関係しているからです。

甲状腺ホルモンは全身の代謝に関係する器官です。

甲状腺に異常がある場合は、頭皮の代謝が悪くなったり、女性ホルモンの分泌量が減ったりし、抜け毛や薄毛が悪化します。

甲状腺の病気は女性に多いため、体調不良が続き、抜け毛が悪化したときは注意が必要です。

早めに専門の医師へ相談しましょう。

また次の記事「【抜け毛】いつまで続く？更年期による抜け毛の対策と予防方法を紹介！」では、加齢によるホルモンバランスが乱れについて詳細に説明しているので、ぜひ併せてご覧ください

その他の原因

ホルモンバランスの乱れ以外で起こる抜け毛の原因もいくつかあります。

ホルモンバランス以外の抜け毛の原因は以下の通りです。

• アレルギー
• カラーリングやパーマにによる地肌や髪の痛み
• 体質的脱毛症
• 飲酒・喫煙などの生活習慣
• 季節別の刺激による抜け毛
• 睡眠不足
• 遺伝の影響
• 頭皮の血流低下
• 皮脂の過剰分泌

このように、生活習慣の乱れや頭皮の不調は抜け毛を引き起こす原因になります。

抜け毛の対策・予防法

抜け毛を抑えるには、普段の生活習慣を整えたり、頭皮に優しいグッズを使ったりするのがオススメです。

ここでは、抜け毛の対策・予防法を解説します。

生活習慣を整える

抜け毛を抑えるには、生活習慣を整える必要があります。生活習慣は髪や頭皮に大きな影響を与えるからです。

食生活、良質な睡眠、適度な運動を心がけましょう。

食事は髪の成長に必要なタンパク質やビタミン、ミネラルを意識して摂ってください。

また、良質な睡眠を取るには、お風呂にゆっくり浸かり、寝る前はスマホやテレビを見ずに過ごすのがオススメです。

さらに、血流をよくするため、散歩やストレッチを合わせると良いでしょう。

髪を洗いすぎない

皮脂のバランスの悪化が抜け毛の原因になるため、髪を洗いすぎないようにしましょう。

洗いすぎにより頭皮の皮脂が少なくなると、新陳代謝が低下し、炎症を起こしやすくします。

また、髪の洗いすぎは頭皮にダメージを与えたり、乾燥させたりして頭皮の環境を悪くしてしまいます。

髪を洗う頻度は1日1回が基本です。1日1回以上洗いたい場合は、アミノ酸系洗浄成分の入った低刺激のシャンプーや髪や地肌用の化粧水やヘアミルクを使う工夫をしましょう。

頭皮マッサージも有効

抜け毛を抑えるには頭皮マッサージも有効です。

頭皮の血行がよくなるからです。

頭皮マッサージをすると、以下のメリットがあります。

・髪や地肌に栄養素が行き届きやすくなる

・髪の毛の成長サイクルが促進

・太くて強い髪の毛が育つ

このように、頭皮マッサージは頭皮の血行を良くして、強い髪の毛の成長を促します。

シャンプーする際に指やマッサージブラシを使って、頭皮をほぐしてみましょう。

ブラッシングをする

ホコリや絡まりなどが髪のダメージの原因となるため、ブラッシングも抜け毛予防に繋がります。

髪同士が絡まったまま髪を洗ってしまうと、無意識のうちに髪を引っ張ってしまい、まとめて髪が抜けてしまう可能性が高いです。

また、ホコリが髪に付着したままだと摩擦によるダメージで髪が痛みます。

毛先の方から少しずつブラッシングし、髪のダメージを防いで、抜け毛対策しましょう。

ストレスをため込まない

ストレスをため込まないのも、抜け毛予防に効果的です。

ストレスがかかるとホルモンバランスが乱れるからです。

ホルモンバランスが乱れると、女性ホルモンより男性ホルモンが優位になり、抜け毛が増えたり、髪の毛が伸びにくくなったりします。

ストレスをためないためには、仕事や家事の量を調整したり、趣味の時間を増やしたりして心地よい時間を過ごしましょう。

病院やクリニックを受診する

医師に相談した方が正しい対処法がわかるため、抜け毛がひどい場合は、病院やクリニックを受診しましょう。

自分で抜け毛の原因を理解し、対策しているつもりでも、的外れな可能性があります。

そのため、病院やクリニックを受診し、原因と対処法を医師に相談する方が早く抜け毛の悩みから解消されるでしょう。

自分では気づかない甲状腺の病気が見つかったり、抜け毛対策用の薬をもらえたりする可能性もあります。

ヘアケア方法や髪型にも注意

ヘアケア方法や髪型も抜け毛を減らす上で重要な項目です。

頭皮や髪にダメージが蓄積してしまうからです。

例えば、毎日きつく髪を縛っていると、少しずつ髪が引っ張られ、抜けてしまいます。

また、ドライヤーの風を頭皮に当てすぎるのも頭皮が乾燥し、抜け毛の原因に繋がるので、注意しましょう。

喫煙をやめる

タバコによってが原因で脱毛症にかかるリスクが高くなります。タバコは「100害あって一利なし」といわれるほど、健康に影響を及ぼします。

生活習慣を整えても、喫煙が続けば脱毛症になる可能性が高いままです。

抜け毛が気になる方は1日に数量を少しずつ減らし、禁煙に挑戦してはいかがでしょうか。

大豆製品を食べる

大豆製品は抜け毛に良いといわれています。

女性ホルモンと似た働きをする成分があるためです。

大豆製品には大豆イソフラボンが含まれています。

この大豆イソフラボンは女性ホルモンに似た働きを行い、髪の毛の発育を促します。

取り入れやすい大豆製品は以下の通りです。

・納豆

・豆腐

・豆乳

大豆製品は比較的安価で、お財布にも優しいです。

食べ過ぎは良くありませんが、日常生活に大豆製品を取り入れて、抜け毛対策しましょう。

ご紹介した中で、思い当たる原因が見当たらない場合は、こちらの記事「抜け毛の原因は？対策方法も解説！」に書いてある原因に当てはまるかもしれません。一緒に確認しておきましょう。

日常生活を中々変えられない方はウィッグという選択肢もオススメ

ストレスで抜け毛が増えても仕事や家事の量を減らすのは難しいですよね。

日常生活は習慣になるまで時間もストレスもかかるため、辛いと感じる方も多いのではないでしょうか。

日常生活を変えられない方にはウィッグという選択肢もオススメです。

ウィッグなら抜け毛に悩む必要がなくなります。

ウィッグは「恥ずかしい」「バレないか不安」と考える方も多いかもしれませんが、自然な仕上がりになるウィッグは増えています。

髪型やカラー、質感など種類が豊富なので、安心です。

Classy wigへお気軽にご相談ください。

ホルモンバランスを整える生活習慣を送ろう

抜け毛の原因はホルモンバランスの乱れが大きく関係しています。

ホルモンバランスが乱れて、女性ホルモンより男性ホルモンが多くなってしまうと、抜け毛が増えてしまうでしょう。

抜け毛の多さが気になる方は、ホルモンバランスを整える生活習慣を送る必要があります。

食事、睡眠、運動を意識し、ストレスを溜めすぎない生活を心がけましょう。