ウィッグのかぶり方はどうするの?自然に見せるコツや保管方法も紹介
目次
はじめに
初めてのウィッグをつける方は「これで本当にあっているの……?」と、かぶり方を始めとして不安に思うことが多いものです。
そのようなときは、簡単な3つのコツを押さえればウィッグだとバレずに装着できるようになるでしょう。
そこで今回は
- ウィッグの基本のかぶり方を知りたい
- ウィッグを自然に見せるコツを知りたい
という方に向けて、ウィッグの基本のかぶり方や自然に見せるコツ、困ったときの対処法などを詳しくご紹介します。
ウィッグネットのかぶり方
ウィッグネットは、見た目を美しく見せるだけでなく頭皮を保護する役割もあるため、なるべく使用することをおすすめします。
装着には、次の2つのアイテムが必要です。
- ウィッグネット
- ヘアピン
それではさっそく、ウィッグネットのかぶり方をみていきましょう。
ネットを首元に通す
引用:NATURAL
まずは両手をウィッグネットのなかに入れ、軽く押し広げるようにして生地を伸ばします。
ある程度広げたらそのまま頭から被り、ネットを首元まで通しましょう。
フチを生え際に合わせる
引用:NATURAL
黒い太ゴムがついている側を下にして、ウィッグネットを頭の上まで持ち上げます。
その際、太ゴムの部分を生え際の少し後ろに合わせると、ウィッグを着用したときネットが見えず自然に仕上がります。
あまり後ろすぎるとウィッグと一緒にズルッと脱げてしまう場合があるため「ほんの少しだけ後ろに合わせる」ことを心がけましょう。
地毛をネットに入れ込む
引用:NATURAL
ウィッグネットを頭の上まで持ち上げたら、ネットのなかに地毛をすべて入れ込みます。
そのままではきれいな形にならないため、ウィッグネットを折りたたんでヘアピンで固定してください。
ロングヘアの方は、髪をおさげの三つ編みにし、後頭部にヘアピンで固定しておくとやりやすいです。
頭の形を整える
引用:NATURAL
指で地毛を少しずつほぐして、頭の形をなめらかに整えます。
髪が一か所にまとまってしまうとウィッグがボコっと不自然に見えるため、なるべく満遍なく広げていきましょう。
ウィッグのかぶり方
ここからは、ウィッグのかぶり方をご紹介します。
使うアイテムは次の3つです。
- ウィッグ
- ブラシ
- ヘアアイロン(またはドライヤー)
詳しくみていきましょう。
前からかぶる
引用:NATURAL
ウィッグの両端を持って前からかぶります。
ここで大切なポイントになるのが「ウィッグとご自身の生え際をぴったり合わせる」ことです。
初心者の方は「ウィッグが後ろにズレたらどうしよう」という不安から、はじめは前のめりにかぶりがちです。
しかし、ウィッグは生え際に正しく合わせたほうが、より自然な見た目に仕上がります。
生え際の位置がわかりづらい場合は、眉山から指3〜4本くらいの位置を基準にしましょう。
地毛をウィッグに入れ込む
引用:NATURAL
こめかみ部分を持って、ウィッグを引き下げます。
指を少しずつ襟足部分まで移動させながら、後頭部までしっかり入れ込んでください。
こめかみ→耳の上→襟足の順で指を通すと、地毛がきれいに収まります。
こめかみ位置を調整する
引用:NATURAL
ウィッグの両端に指を入れて、こめかみの位置を調整します。
こめかみワイヤーを内側に軽く曲げると、よりフェイスラインに沿いやすくなるでしょう。
ウィッグが浮くのが心配な方は、地毛・ネット・ウィッグをヘアピンで固定すると安心です。
全体を整える
引用:NATURAL
毛先から丁寧にブラッシングしましょう。
髪を巻いたり整えたりしたい方は、ヘアアイロンやドライヤーを使って最終調整してください。
全体を整えて、自然な見た目に仕上がったら完成です。
ウィッグを自然に見せるコツ
ウィッグの基本のかぶり方をマスターできた方は、自然に見せるちょっとしたコツも押さえておきましょう。
ポイントは次の3つです。
- 生え際の位置を合わせる
- ウィッグに空気を含ませる
- 地毛をコンパクトにまとめる
それぞれ詳しくご紹介します。
生え際の位置を合わせる
ウィッグの着用で大切なのが、ネットもウィッグも「生え際の位置を合わせる」ことです。
先述のとおり、ネットは生え際の少し後ろに、ウィッグは生え際にぴったり合わせるとより自然に見えます。
ウィッグに空気を含ませる
ウィッグに空気を含ませることで、ふんわりと自然な見た目に近づきます。
パッケージから取り出したら、洗濯物をバサバサするのと同じイメージでウィッグを数回振って、空気を含ませてください。
一手間加えるだけで、不自然なペタッと感を一気に払拭できます。
地毛をコンパクトにまとめる
ウィッグが頭に均等にフィットすることで、シルエットがより自然に見えます。
ネットをかぶる段階で地毛をコンパクトにまとめると、土台となる頭の形を整えられます。
地毛をまとめる際は、髪が一か所にまとまらないように注意しましょう。
ウィッグの取り扱い方法
ここからは、ウィッグの基本の取り扱い方法をご紹介します。
次の3つの項目をマスターすることで、より快適にウィッグを着用できるでしょう。
- サイズ調整
- ブラッシング
- 正しい洗い方
それぞれ詳しくご紹介します。
サイズ調整
ウィッグが頭の大きさと合わないときは、アジャスターを使ってサイズを調整しましょう。
サイズが緩い場合は、アジャスターを両端から中央へ移動させます。
中央へいけばいくほどサイズが小さくなるため、自分に合うサイズを探してみてください。
逆に、サイズがキツい場合はアジャスターを一番端まで移動させます。
アジャスターの位置は一番端が基本ですが、それでもキツい場合はアジャスターを外して利用することも可能です。
頭の大きさは地毛の量によっても変わるため、そのときの自分の合うサイズを探してみましょう。
ブラッシング
ブラッシングは毛先からおこなうのが基本です。
毛先からブラッシングすることで、絡まりをほぐしながら髪をきれいに整えられます。
絡まりがとれないときは、ケアミストを使うとブラシの通りがよくなります。
ブラッシングのやり過ぎは静電気や抜け毛の原因となるため、できるだけ最小限にとどめるように心がけましょう。
次の記事「ウィッグのお手入れ方法について|100均アイテムを使った方法も紹介 」では、ブラシを始めとした100均アイテムでお手入れする方法を詳しく紹介していますので、ぜひご確認ください。
正しい洗い方
ウィッグは1週間〜10日を目安に洗うと、清潔に着用できます。
まずは、ウィッグにブラシをかけて、丁寧に絡まりを取ってください。
次に洗面器にぬるま湯を入れ、シャンプー(500円玉くらい)をよく溶かし入れます。
そうしたら、用意したぬるま湯にウィッグを入れて、こすらず丁寧に押し洗いします。
汚れが落ちたら、ぬるま湯でよくすすぎましょう。
洗い終わったら、先ほどと同じ要領でコンディショナー入りのぬるま湯を用意します。
2〜5分ほどつけ置きしたのち、ウィッグをよくすすぎましょう。
すすぎ終わったら、ウィッグをタオルでやさしく包み、ポンポンと手を軽く押し当てて水分をとります。
タオルで水分が取れたら、ウィッグにケアミストをかけて毛先からやさしくブラッシングしましょう。
ウィッグをスタンドにセットし、自然乾燥(またはドライヤーの冷風)で乾かせば完成です。
ウィッグの洗い方については「ウィッグ専用のシャンプーが必要?洗う頻度やお手入れ方法をご紹介!」で詳細に紹介していますので、ぜひ併せてご確認ください!
ウィッグの保管方法
ウィッグの保管は、なるべくスタンドに乗せておくことをおすすめします。
無造作にそのまま置いておくと髪が絡まり、ウィッグの寿命が縮む原因となる恐れがあるためです。
保管方法は簡単で、ウィッグの着用が終わったらスタンドに乗せておくだけでOK。
なかには折りたたんで持ち運べるタイプのスタンドもあるため、ご自身が使いやすいスタンドを選んでみてください。
ウィッグの交換時期の目安
ウィッグの交換時期は、6ヶ月〜18ヶ月くらいが目安です。
ただし、交換時期は使用頻度やお手入れ方法などにより異なるため、ウィッグの状態を見ながら判断しましょう。
例えば、ウィッグが次のような状態になっていたら買い替えの時期が近いかもしれません。
- 毛先が傷んでいる
- 毛量が減ってきた
- ブラシの通りが前より悪い
ウィッグを少しでも長持ちさせたい方は、定期的に洗ったり、ブラッシングを丁寧におこなったりすることが大切です。
ウィッグで困ったときの対処法
最後に、ウィッグ初心者の方が陥りがちな“ウィッグあるある”への対処法をご紹介します。
ウィッグの仕上がりや状態で困ったときは、ぜひ下記を参考にしてみてください。
ウィッグが傷んだとき
ウィッグの傷みが気になったら、次の5つのアイテムを使って復活させましょう。
- コーム
- スタンド
- ヘアクリップ
- ヘアアイロン
- ケアミスト(または水)
まずはウィッグをスタンドにセットし、髪をブロッキングします。
ケアミストでウィッグをしっかり濡らし、毛先からコームでとかしていきましょう。
コームがスムーズに通ったら、ヘアアイロンで髪を伸ばしていきます。
ブロッキング箇所を変えながら、ここまでの工程を髪全体におこなっていきましょう。
マスクや眼鏡をつけるとき
ウィッグ着用時にマスクや眼鏡をつけたいときは、もみあげ部分の髪を少しだけ残しておくと自然に見えます。
マスクの場合、もみあげ部分を少し残して、表面の髪を耳にかけた状態でマスクをつけましょう。
残しておいたもみあげ部分は、マスクの下へ入れ込んでください。
耳にかけた髪をおろして、顔周りを整えたら完成です。
眼鏡をつける際も同様に、もみあげ部分は少しだけ残しておきましょう。
もみあげ部分を眼鏡の下に入れ込んだら、こめかみワイヤーの外側に眼鏡の柄が通るようにセットしてください。
そうするとウィッグが浮かず、自然なスタイルで眼鏡を装着できます。
分け目以外が割れているとき
ウィッグの分け目が割れてしまったときは、次の2つのアイテムを用意してください。
- コーム
- ドライヤー
割れてしまった分け目を確認し、その部分を隠すようにコームを小刻みに動かしながらドライヤーの温風をあてていきます。
何度か繰り返すことで、分け目がきれいに整います。
つむじがボコっとしているとき
ウィッグのつむじがボコっと膨らんでしまったときは、次の3つのアイテムを用意してください。
- コーム
- ドライヤー
- ケアミスト(または水)
ボコっと膨らんだ部分を確認し、その部分にケアミストをかけます。
ドライヤーの温風をあてながら、ウィッグの形をコームで整えていきましょう。
温風をあてた部分を手で軽く押さえ、膨らみが気にならなくなるまで同じ作業を繰り返します。
温風をあてた部分は熱くなるため、火傷をしないように注意しましょう。
つむじにボリュームがほしいとき
ウィッグのつむじ部分にボリュームがほしいときは、次の2つのアイテムを用意してください。
- コーム
- ドライヤー
ボリュームが足りない部分にコームをセットし、毛を立たせるイメージで横方向に動かします。
一方向からだけではなく、さまざまな方向からコームを入れるのがより自然に見せるポイントです。
それでもボリュームが足りない場合は、コームで髪を持ち上げながらブローするとふんわり仕上がります。
こちらの記事「【ウイッグ】自然に見える付け方のコツは?正しいお手入れ・保管方法も紹介!」ではウィッグを自然に見せる方法や、不自然に見えてしまう原因を詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてください。
ウィッグの選び方がわからないとき
「どこでウィッグを買えば良いかわからない」「どうしてもウィッグが浮いて見える」と悩んでいる方は、オーダーメイドウィッグを選ぶのがおすすめです。
自分の頭の形に合わせてウィッグを作成できるため、着け心地が良く、まわりから不自然に見られる不安も解消できます。
例えば、classy wigのようにオンラインで試着〜購入まで完結する場合は、より気軽にオーダーメイドウィッグを試せるでしょう。
試着と同時にカウンセリングもできるため、より自分に似合うウィッグが見つかるはずです。
まとめ
ウィッグの基本のかぶり方をマスターすれば、髪の毛にボリュームを出したり、毎日の髪型を変えたりしてより気軽にファッションを楽しめます。
「パッと見てウィッグだと気づかれるのが不安……」という方は、ぜひ今回紹介したポイントを押さえてウィッグを装着してみてください。
ウィッグ選びに不安がある方は、気軽にできるclassy wigの無料カウンセリングから始めてみましょう。
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